風俗嬢を始めてみたら天職ではと思った話

イチカ

はじめに

 みなさまこんにちは。目を通していただいてありがとうございます。ファッションヘルスで風俗嬢をさせていただいている者です。源氏名を仮にイチカとしておきます。

 風俗店や風俗嬢って、男性でも女性でも、普通に暮らしていて接点が無いという方が大勢いらっしゃるかと思います。何気なく「風俗なんて行かないよ」と笑って仰る方にお会いしたことがありますし、「風俗嬢なんて社会の底辺の仕事」とはっきり言われたこともあります。

 私自身は、この仕事を始めるまでは特殊な一部の男性だけが利用するお店、風俗嬢は自分とは遥かに遠い世界に住む人々というイメージを持っていました。

 実際のところ、風俗を利用する男性の大半はそこら辺にいるような普通の方々だと知りましたし、他の風俗嬢の方についてはよく分かりませんが、少なくとも私はそこら辺にいるような普通の人間です。

 このエッセイは、私が風俗嬢を始めて実際に体験したことや出会った人々、考えたことなどをまとめたものです。

 私がこれを書くのは、何か訴えたいことがあるから、などではなく。自分の体験が第三者から見て興味深いのではないか?と思ったからですので、風俗という特殊な世界を覗くひとつの読み物として少しでも楽しんでいただけますように願っております。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る