大暑 メイソンとロッジ

 ワシは寒すぎるのも暑すぎるのも苦手じゃから、冬は温泉宿、夏は山小屋ロッジに身を置いて執筆する、ということに憧れておる。


 ささやかな食事と珈琲。小さな本棚にいくらかの小説や図鑑。窓の外は土と緑と風。そんな物語職人メイソン向けの山小屋ロッジがあってもよかろう。

 時には『銀河』のネットワークから逃れて、ヒッソリと過ごすのも良いものじゃ。



 え? 『おかしな話』は何処へ行ったのか?

 あまりに早く過ぎ去ってゆくと、どうもセンチメンタルな気分になるから、もったいぶっておるんじゃよ。

 






【夏の寄稿】


その現実は虚構ハリボテ

真実シュールは物語の中に。


 ――『おかしな話』

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