夏の寄港;シュールを探す旅

立夏 一介の石のように

 彼の岸に辿り着くのはいつとも知れんが、こうしてを繰り返しながら逝くあてもなく『銀河』を彷徨っておる。四季巡礼シーズンを楽しみながら、チマチマと稿する。


 うむ。いつもの駄洒落じゃよ。


 ワシは何処にでも馴染むフリをして何処にも属さない。大地から離脱した一介の石のように、水に流されながらも決して大河には溶けずに生きている。

 何処にも留まれないのじゃ。


 そうした変化こそ旅の醍醐味。春夏秋冬シーズンの巡礼もまた。

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