二十四逝記
蒼翠琥珀
春の寄港;物語は時を渡る舟
立春 泡沫のヒラメキ
目覚めたその瞬間は、何かしらヒラメキを得ることが多い。
ならば生まれた瞬間は、もっと大それたことを思い付いていただろう。今となっては後の祭り? それは時を遡ることをしなければ、の話だ。
***
ぷわーん……パチン! (鼻提灯が膨らみきって弾ける音)
むぉ! 今! 新作のナイスアイデアが…………あ?
えーっと……なんじゃったかな?
なんてことはよくあるもので、多くは儚く消えてゆく。それでも本当に大事なことはきっとまた浮上してくるのだと信じて、意識の片隅によぎることを書き留めてみるのはそれなりに意味があると思う。
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