にくきゅうのようなぷにぷに

バブみ道日丿宮組

お題:淡いぷにぷに 制限時間:15分

にくきゅうのようなぷにぷに

 彼女は猫の肉球をぷにぷにするのが好きだ。

「……」

 無表情な彼女が必死になって触るのを見るのは至高の時。

 なんたって、彼女が家にきてくれる半分以上は猫のためだ。

 幼馴染を迎えに来るとか来ないとか以前に彼女は、居間でいつもぷにぷにしてる。

「……またくるからね」

 朝の支度をし終えて、呼びに行くと名残惜しそうな声をあげた。

 またくればいい。毎日きてるのだから、継続すればいい。これももう幼い頃からずっと続いてる習慣みたいなもの。

「……今週泊まりにくる」

 決意した視線を浴びた。

 玄関で靴を履くと、彼女に手を伸ばした。

「……大丈夫?」

 断るつもりはいっさいないので、頷いた。

「……うん」

 彼女は僕の手を掴んで、自分の靴を履いた。

 彼女と過ごす週末は魅力でいっぱいだ。たくさん話せるし、たくさん触れ合える。

 学校ではできないような経験をさせてもらってる。

 一緒のお布団で猫を見ながら眠る。きっと今週末もそうなるであろう。

「……どうかした?」

「なんでもないよ」

 男女の関係ではまだないけれど、いずれそうしたいと思ってる。

 お風呂もまだ一緒に入ってることを考えると、弟のように思われてるかもしれない。

 けれど、高校生にもなって一緒に入るなんて話は聞いたことがない。

 お母さんなんかはあらあらいって気にしないし、お父さんに至ってはちゃんと避妊するんだぞといってくる始末。

 触りあってはいるが、そこまではいたらない。

 猫の肉球をぷにぷにするのが好きな彼女は、僕の陰部などをもみもみするのも好きであった。

 軽い感触なので、そういったものがでることはないが、危ないこともあった。

 はじめては彼女とのつながりでしたいがために、僕はそういったことをいっさいしてない。

 クラスの男子とかは、なになにで抜いたとか、おすすめの女優はなんだかとか、話してたりするが、僕には馴染みがなかった。

 彼女のぷにぷにが一番なのだ。

 おっぱいも、ふとももも、陰部も、クリトリスも、髪の毛も、耳も、口も、おしりも、全部全部ぷにぷに。

 僕にとっての肉球は彼女自身なのだ。

「……どうしたの?」

「なんでもない」

 そして手を繋いで、今日も学校に向かった。

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にくきゅうのようなぷにぷに バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri

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