第20話 切迫戦争百合編/突撃せよ

私たちは銃声が響き合う中で出会った。


「いかれてんな、あんた」

「そっちこそ。残弾は?」

「あと2つだけ。なあ、あんた名前は?」

「ナンパ?女同士よ?」

「かまわないだろ。教えてくれよ」

「ダメ。これだと喋れないでしょ?」


重なる唇。

私たちはそれを合図に銃を抱えて飛び出した。

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