第4話 紙飛行機

麓の沼主の手引きで、提灯に火を入れてもらった。魔除けだ。窓から飛び出した紙飛行機が、近くの山林に吸い込まれたから、迎えに行くのだ。日が暮れた山は怪しげな空気。とりどりに光る変な生き物達は、何だ沼主のモノか、と呟いて通り過ぎる。無事飛行機を回収し、沼主にお礼のどんぐりを進呈した。

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