第7話 Throw from the beach of time



あの時

向こうに見える離れ小島に向かって小石を投げていたね

決して届かない島に向かって

波間に小石をバウンドさせて

何回も投げていたね

いつかは届くと願いを込めていたのかな

可笑しいね


私は結婚したよ

子供もいるんだ


でも

一人で海の

この浜辺に来ると

思い出してしまうんだよ


二人で小石を

投げていた日々を

いつの間にか本気になって

届かそうとした

あの小石が見つからないんだよ


あなたは幸せだろうか

時の浜辺は

私に問いかけてくる

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