ヒーロー狩り

早々に始末したが流石に3人一気に抉れていると気づかれてしまった。声にならない悲痛な叫びがあたり一体に木霊する。それからどんどん叫び声が連鎖していった。《エネルギー》の力に関与する力で俺にかかる重力をなくし圧縮した空気で空を飛んで逃げる。この殺すたびに力が強くなっていく様は愉快だなあ手にした時から元からあった力のように自由に使える他の平凡な覚醒者どもが自分の力を磨いてるのに俺は自由に扱えるこの力で一匹残らず駆除するんだ。帰り道鍵や包丁と《融合》しておいた自分の身そのものだから紛失することもないしオマケのように《性質変化》で取り込んだ物質と同じ性質になることもできる《スパイク》は戦闘特化という感じであまり使い勝手が良くなさそうだった。おそらく能力を取り込みすぎた影響で力の容量自体が減少し始めている。他にいいスキルがあったらまず《スパイク》を捨てよう。家についてすぐにテレビをつけた。熊谷暁人や園児3人トリオのことが報道されていた。圧縮の方は凶器の包丁がすぐそばに置いてあったことから非覚醒者の線で操作が続けられてるらしい。スパイクどもは切断面や速さなど風系能力者と疑われている。こんな正しくもない報道を平然としているマスコミにも虫唾が走った。力なんてものがあるからいけないんだ権力者だろうと影響力を持ったマスコミも信用できない。全部リセットしよう。善は急げと俺はついにヒーローへ手を出すことにした。.....今思えばこの時全てが順調にいき過ぎていて有頂天になっていたんだと思う。一つのものに特化してるやつは手札の多さもねじ伏せるということに。近場にいたヒーローと思しき力を感じたので《隠密》を使用しながら接近した犬の力を持つ『ドッギアル』がいたそこで《圧縮》の準備をしながら接近したとこに『ドッギアル』が俺の気配に気づき空気弾を躱された。コンクリートと《スパイク》を使って一気にトゲの如く鋭利にし、つき伸ばすこれによって足を損傷を加えたがしぶとく此方に殴りかかってきたので足の力を圧縮して逃げ出した。それもビルを足場に着実に飛びかかってくる避けた後も衝撃で周辺の地面が凹み体制を崩しかける。しかも応援を呼ばれていて行き先を壁で防がれなすすべ無しの状況に陥った苦し紛れに壁に融合して貫通したら分離しようとしても壁の術者に弾かれるまさしく危機的状況の中続々とヒーローがやってきた。刃が飛んできたのを《エネルギー》で弾き壁に押し潰されそうになったのを圧縮して避けただがそんな悪あがきも長くは続かず両腕に刃を纏ったヒーローが首元に迫った時何者かによって引っ張られた。気づくとそこは先ほどまでの場所と違う場所になっていた。

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ぼくの復讐 灰ぐれー @zeroshirokuroerase

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