第2話 でかい

ギギギギギギギ


うるさい音を立てて扉が開いた

 

僕は唖然とした、まるで悪魔が住んでるのではないかと

思わせるくらいの薄暗く気持ちの悪い銅像や甲冑や

何か変なのが両側に動いている、これは何だかわからない

でもそんなのは大したことはなかった

目の前のこれに比べれば......

 

「こ、怖いです、帰りたいです」


バブバブバブバ


「うるせーな、ビべ様がしゃべってるだろだまれ」


「遅くなりましてすいませんビべ様」


バブ バヌバブ バーブ バブバブ


「ほーなるほど、さすがわビべ様、さっそく取り掛かります」


何か二人でよくわからない会話をしてるけど、それより

あれ何なんだ、体は僕とたいして変わらないけど、顔がとてつもなく

大きい、赤ちゃんみたいな感じだけどビべ様って女の子が言ってるから

たぶん偉い人なんだと思う。

バブバブって言ってるからやっぱり赤ちゃんなのか

さっぱりわからない


「あのー すいません」


「なんだてめー今ビべ様のありがたいお話を聞いてるところだから黙ってろ」


バヌ


「はい、わかりました」


「おいてめーその椅子に座れ」


やっぱりこの赤ちゃんみたいなのはどうやら偉い人みたいだ

でも何でこんなところに赤ちゃんがいるんだろ

お母さんらしき人はいないみたいだけど


バブバブバーブ


「ビべ様が今から3個質問するから全て答えろとおっしゃてる」


「はい」


バブバババブバーブ


「.........」


「おいなめてんのか、ビべ様の質問に答えろって言ってんだろ」


「あ、すいません、ちょっと何を言ってるのかわからなくて」


「言ってることがわからないだと」


「てめ―—―— 殺されてーのか」


急に女の子は剣みたいなものを出して僕に突き出した

殺されると思った


バブバブ


「わかりました、ビべ様が今からお前の言語に合わしてくださる

そうだ......貴様とんでもないことをビべ様にさせやがって」


そして赤ちゃんは僕にわかる言語で話しかけてきた


「お前さー、これからさー、食べられるのとさ、食べられないのさ

どっちがいい?」


僕のわかる言葉でしゃべったと思ったらこの赤ちゃんは

いきなりとんでもないことを口にした

僕はこのまま殺されてしまうのか.........






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