名を知らない人に本格的に性癖異常にされました(作者が
イアァ・ジョン
第1話
……気がつくと転生していた……
いきなり別の場所に転移したような感じ。だけども「前」の人生については大まかにしか思い出せない。
いきなり一部の記憶だけ抜き取られたみたいだ。だけども違和感は無く、ただ理解していた。
うまく説明できるか知らないけど僕が覚えている事は、自然の摂理とか数学の公式、精神論などは覚えている。
だけども歴史が全く思い出せなかった。
「歴史」という意味は知っているけど、肝心な内容が、身の回りの事が、大きな事が思い出せなかった。
微に覚えているのはそれなりに歳をとって、男という事だった。後感覚?のようなものもだ。面白い、可愛いとかそんな事を分かっていた。
「今」の人生については、覚えている事は無かった。どこで生まれたとか、親がどんな感じだったとか今までの経路が、記憶が無かった。
まず分かった事は、おそらく妹が隣で寝ている事。静かに震えながら寝ていた……
自然と妹の頭を撫でていた。すると妹は静かに寝始めた。
何故かただこの事にたまらなく嬉しくなった。
少し時間がたって自然と視線が周りにいった。
布団はあった。ボロボロだがあった、ブランケットだろうか。
小さめの窓がある。そこにはカーテンがかけられていた。擦り切れていて、隙間からこの真っ暗な空間に光をさしていた。
床は畳だった。ゴミがあって、汚れていて、汚かった。
ドアがあるけども襖では無く。木のドアだった。
ドアの大きさから考えて僕は小学生ぐらいだろうか、妹との身長の差は僕の拳2つ分ぐらいあった。
服装はお揃いのジャージだった。
後は押し入れぐらいしか無く、家具は無かった。
小さな窓とドア、それだけがこの場所の出入り口だった。
名を知らない人に本格的に性癖異常にされました(作者が イアァ・ジョン @iadesuyo
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