第161話 下着のおねだり


珍しく俺の所にガーネットが報告にやってきた。


「ソウシ様、ビッチーナが暗殺者集団に狙われたそうです。」

「ほう、それでどうなった?」

「はっ、襲撃してきた暗殺者は3名、衛士が全て返り討ちにして暗殺者は3名とも死亡したそうです。手口から犯罪者ギルドの暗殺者と思われます。」

「そうか、衛士に護衛を任せておけばビッチーナは大丈夫だろう。」

「はっ、それに衛士の報告によりますと、ビッチーナは民衆に何をされても抵抗ぜず誠心誠意謝っているようです。民衆もソウシ様のお優しさに心を打たれビッチーナを許してくれるばかりか、ソウシ様を地上に遣わした創造主エリス様に感謝し、ビッチーナが訪れた地域ではゴルドステ教は邪教であると排除運動に動き出しているとの事です。」

「なるほどな、アキンドのとこの商工ギルドもゴルドステ教に抵抗してるし、邪教排除の流れは出来て来ているな。アリス。」

「はい、民が自ら邪教と気付くことが大切なのです。ソウシ様。」

「ガーネット、ビッチーナと衛士の事は引き続き頼んだぞ。」

「はっ、畏まりました、ソウシ様。」



「ところでガーネット、最近俺の下着ヨレヨレにくたびれるのが早い気がするんだが?」

「えっ?はっ、はい、洗濯が強すぎたため?かと。」

「強い?洗濯板でも使ってるのか?全自動洗濯機があるだろう。」

「いえ、あの。洗濯板?で念入り?に、ええと、その。」

「ソウシ様、アリスはもっと沢山の素敵な下着が欲しいです。」

「ん?アリスも下着がくたびれるのが早いのか?」

「いいえ、そうでは無くて、色々違ったアリスを見て頂きたいのです。」

「そうか、じゃあ下着部屋を創ってそこにたくさん創造しよう。」

「お洋服も下着も沢山あるととっても嬉しいです。ソウシ様。チュ。」

「わかったわかった、メイドール達のも俺のも大量に創ろう。チュ。」

「ありがとうございます。ソウシ様。チュッチュ。」

「アリスは俺に下着姿を見せたかったのか?チュッチュ。」

「はい、ソウシ様のお創りになる下着は最高ですもの。チュ。」

「そうか?今日はどんな下着なんだアリス?チュ。」

「しゅるしゅる、どうですか?ソウシ様。チュチュ。」

「ピンクのフリルにリボン付きか、アリスらしくてかわいいな。チュ。」

「アリスはソウシ様のお下着も見たいですぅ。チュチュ。」

「俺のはたいして変わり映えしないだろう、ほら。チュウウ。」

「これからは違ったお下着姿のソウシ様も色々見れますね。チュゥ。」

「そういう楽しみ方もあるのか、良い事教えてくれたなアリス。チュ。」

「はい、ソウシ様のは絹でとてもさわり心地が良いですね。チュチュ。」

「アリスのもさわり心地がすべすべ。あっ谷に引っかかった。チュチュチュ。」

「ひゃん!ありすはもうらめれすぅ。ぁっお山に指が引っかかっちゃいました。チュチュチュチュ。」

「おぅふ!俺もやばくなってきたぞ。谷は結構深いな。チュチュチュチュクチュチュ。」

「お山さん高くてうれしいですぅ。ツンツンしちぃましょう。チュチュチュツンツン。」

「おや?しっとり湿って来たぞ、だから下着が沢山必要なのか。チュチュチュ。」

「ぃやあ、言わないでくだしゃい、ソウシしゃまぁ。チュチュチュゥゥゥチュ。」

「さわさわちゅっちゅ。」

「さわさわちゅっちゅ。」

「すべすべチュッチュ。」

「すべすべチュッチュ。」


2人はお互いのスベスベな下着を夢中で撫であいっこしている。あくまで下着を愛しているだけだぞ、そこ間違えないように。


「ああそうだガーネット、手が荒れるからもう洗濯板は使うな。下着は山ほど創造しておく、使い捨てても良いからお前たちの綺麗な手をあかぎれにしないでくれ。な?」

「じゅる。はっ、畏まりました。感謝します。ソウシ様。」


ガーネットは内心アリスの助け舟に感謝し、2人のさわさわちゅっちゅをもっと見て居たかったのだが一礼して下がって行った。その後メイドール達は主の下着を宝物に加えた事は言うまでもない。




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