第18話 忘れてたわー

もう、腕がパンパンです。

とりあえず、渋滞を何とか抜けて、現在19:00になりました。


道もやっと、見慣れた街並みになってきました。

天気は相変わらず良くはありません。

一時と比べると、回復した方ですが、霧雨は相変わらず降っており、周りの車はワイパーが動いています。


後は淀川を越えれば、もう家の近くなので、何か達成感を感じております。

やっと、到着するっと思うと景色とバイクを楽しむ余裕が出てきました。


淀川を渡る手前の信号で、バイク達は車列の前に出ました。

私もその集団に紛れております。


青信号に変わり、先頭の数車がまるでレースの様にスタート。

私も3番手集団でスタート。


ちょっと楽しい


そのまま、全車は橋に入りました。

私は、やや出遅れ気味ですが、続いて入りました。


ビューー


橋の上は強風でした。

センターライン側に押される様な強風。

グッっとハンドルを取られました。


あっぶな


レース気分でしたが、現状に戻されました。

もう、フラフラしながら走るのが、精一杯。

そうでした。バイクは2輪でした。


帰るまでが遠足ですよ。


もっかい、集中してバイクを運転します。

近くの原付の皆様と一緒に長い橋を超えます。

風ってそういや怖かった。

昔、こんな経験って何度もした筈なのに。。


気を抜いてしまっていた気持ちをもう一回立て直します。


疲れ、寒さ、暗さ、老い、雨、怖さ、悔しさ、悲しさ、腕がパンパン、風


忘れてたわー

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