神様だけは許さない
@burororo
第0話 暇つぶしのためのプロローグ
「・・・・・・・・・・・・・・飽きた」
金色の髪を持つ見目麗しい少女はそう呟くと手に持っていたゲーム機をおもむろに投げつける。ガシャンと音を立てて壊れるゲーム機には目もくれず、床に体を投げ出す。周辺には同じように壊れたゲーム機や本が散らばっており何度も同じようなことを繰り返していることが伺える。
「ヒマーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
少女は叫びながら手足をバタつかせ暴れだす。しばらく暴れていると突然動きを止め、不機嫌そうに下がっていた口角が徐々に徐々に上がっていく。
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!
やっっっっっとだ!!!!!!
長かったなぁ......どれくらい待ったんだっけ??????
んーーーー。覚えてないや。まあいっか!!
これでどれくらい遊べるかな????
長く遊べるといいなーーー」
少女は無邪気に笑い出す。可憐に美しく幼子のように。そこには何の悪意も邪念もなくただ純粋に新しい玩具が手に入ることに喜んでいる。
そして少女は呟く。
「早く殺し合わないかなぁ」
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