魔法使えないって分かった瞬間「はいさよなら」ってそれは無いでしょ!?

リバースボトル

第1話 異世界へ

「な…何,これは魔法適性が無いだと…!?」

「適性が無いなら仕方がない,追放だ」

「おい!良い加減にしろよ!勝手に連れて来て使えなくなったって分かった瞬間用済みかよ!」

「あなた達外へ連れて行きなさい」

「はっ!」


俺がどうしてこんな事になって居るのか

それには深い訳が有った…


俺は松本舜,そこら辺に居る18歳高校生だ

いつも通り仲間達とゲームをしていた


ピコピコ,バシュン,ドカン

「良いぞ!今回はやれるぞ!」

「やれ!削りきれ!」


ドカン,バキンズドン

ゲーム音が部屋に鳴り響く

テレレレーという音声

画面にはゲームクリアの文字


「やったーようやくクリアだ!」

「ここまで長かったな」

などと口々にボイスチャットで言い合う


「今日はここまでにするか」

「そうねぇ〜,じゃ乙〜」

「乙〜また明日な」


俺はゲームを辞めて,スマホを見ていた

すると自分の下に魔法陣が出てくる

「なんだ!?」

だんだん眠くなる

気がつくと俺は大きな宮殿で大勢の人の中心に倒れていた


「ようこそお越しくださいました,申し訳ございません,勝手に此処へ連れて来てしまって」

目の前の女性が喋る

「私はアドミルト,ここパラカヤの女王よ」


「貴方は選ばれた勇者なの」

「俺が選ばれた勇者だって?」

「この国は有る国と戦争をして居る,だが相手の方が優勢なの,そこで私達は別世界から勇者なるものを召喚し対抗する事にしたの,それで選ばれたのが貴方って事よ」


「ほぅ,分かったぜ」

「物わかりが良くて助かるわ,それで貴方名前は?」

「俺は松本舜だ」

「それでは舜,この水晶に手を触れて」


俺は水晶に手を触れた瞬間周りがザワザワし始めた


「こっ…これは…!?」

「嘘だろ…」

水晶は反応しなかった


「な…何,これは魔法適性が無いだと…!?」

「適性が無いなら仕方がない,追放だ」

「おい!良い加減にしろよ!勝手に連れて来て使えなくなったって分かった瞬間用済みかよ!」

「あなた達外へ連れて行きなさい」

「はっ!」

「おいやめろ!はなせ!」

俺は抵抗したが無意味だった


俺は平原に置いて行かれた

多分そこら辺の魔物に襲わせようというつもりなのだろう


パラカヤには入らないしどうしようか悩んでいたその時


ガサガサ


草が鳴る


そこには2匹の狼


俺には対抗手段が無い


どうしよう

ここで死ぬか


まだ18歳ここで死にたくはねぇ


俺はひたすらに走った


だが狼は早かった

直ぐに追いつかれてしまう


もう駄目だそう思った時


氷の矢アイシクル・アロー!」

どこからか魔法が飛んで来た


狼は倒れていた


「おーい大丈夫かい?」

そのには二人の女の子と二人の男の子がいた

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