嫌よ嫌よも好きのうち
男子高校生①ナリと
鳥頭「近隣から時報代わりに聴こえてくる『野薔薇』があるだろ?」
ナリ「わらべは見たりってやつね」
鳥頭「シューベルトやウェルナーの作曲と近藤朔風の訳詞がかなりソフトにしてるよね」
ナリ「どゆこと?」
鳥頭「ゲーテの詩の内容は『落花狼藉』とも云うべき若者の激しい恋情ではないのか?」
ナリ「らっかろうぜき?」
鳥頭「花が散り乱れること。または女性に乱暴な行為を行うこと」
ナリ「はあ…」
鳥頭「薔薇はイヤよ棘で刺すわ折らないでって言ってるのに子供は無理矢理手折ってしまうわけよ」
ナリ「昼間から卑猥な話はよせ」
鳥頭「芸術の話だが?」
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