君をさらって逃げるよ

男子高校生①ナリと鳥頭オカンの会話


ラジオ『…野晒のざらしの菩薩像に自らの笠をかけた心優しい娘は、通りかかった武者に見初められ彼の城に行って結婚しました…めでたしめでたし』


ナリ「いい話だねえ」


鳥頭「…そうか?権力者が金と権威に物言わせて若い娘攫っただけじゃね?」


ナリ「……ひねくれすぎでは…?」


鳥頭「そんな時代の女や村人が権力者に歯向かえたと思うか?もしかしたら好きな男が村にいたかもしれないのに!」


ナリ「まあ…そういう考え方もあるよね…」


鳥頭「大人だな」

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