マルチスキラー
灰ぐれー
プロローグ
俺――――
俺はいつものように朝食を食っていた2年前に両親共海外に赴任して以来毎朝中2の
「えー由美こわぁーい」
とぶりっ子が言うと女子から冷たい目線を向けられていたそれと同時に陰キャが
「ゆみたんは僕たちがお守りするでござるデュフ」
というテンプレの会話を繰り広げていた。仮にも知り合いが事故に巻き込まれたんだから自重しろよと思った
「俺目の前で轢かれるのみちゃったトラウマになりそう」
「ああ俺たちも一緒に登校してて目の当たりに...」
すると陽キャの中の陽キャと自他共に認める
「俺らで放課後ゆうんとこに見舞いに行こうぜ」
という提案をしたのでそれに応えるようにスクールカースト上位陣が
「じゃあ金出し合って果物でも買ってく?」
「九条君も黄昏てないで一緒に行こ」
「あれ?
「は!?ち、ちがうし別に好きなわけじゃないから」
「告白下手すぎんだろ...」
と俺はツッコミを入れた
そこに築山が息を切らして戻ってきた。
「あれ?つっきーどしたの?」
「落ち着いて聞いてくれ一之瀬は今心肺停止した」
築島の声が震えていた。
「、、、え!?」
一瞬にして騒がしかったクラスが静寂に包まれる。
俺は少し落ち着こうと教室をでようと立ち上がったら足がおぼつかなくなって
こけた、盛大にこけた。
そこからの記憶はなかった。
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