血塗れのサンタクロース

聖なる夜に

 百八十センチを超える長身に甘いマスク、引き締まった体をした金髪の若者が夜の街を歩いている。

 その白いダウンジャケットを着た男は女を求めその日も繁華街を闊歩していた。


 その日は例年通りなら街に恋人たちが溢れ、一夜の逢瀬を求める女が男を求めて湧く筈なのだが、今年は疫病の所為で人通りはまばらだ。


 いつもなら自分の見た目に釣られ、女は選り取り見取りなんだがなぁ……。


「はぁ……景気は悪いし、人はいねぇし……やってらんねぇぜ」


 そう言うと男は首に手を回しグルリと頭を回した。


 あの疫病の所為で街から人は消え、見ず知らずの男について来る女も減った。


 ぼやきつつ男は夜の街を当ても無く歩いた。そんな男の耳に何やら場違いな声音が届く。

 その声に導かれ視線を声が聞こえる路地に向けた。


「あの、美山香織みやまかおりって人がここで働いてると思うんですけど?」

「ああ? 確かに香織はうちのキャストだが……お前は?」

「私、美山梨珠みやまりじゅ。美山香織は私のママなの……それでママは? ……もう三日も戻ってないんだけど……?」


「娘ねぇ……ハッ、どちらかというとこっちが知りたいぐらいさ。いきなりバックレやがって……多分、男のとこにでもいるんだろ」

「そんな筈無い!! だって今年のクリスマスは二人で過ごそうって言ってたもん!!」


「そうかい、とにかく仕事の邪魔だ。探すんなら警察に頼みな」

「あっ、待って!?」


 声を上げた恐らく十代前半ぐらいの少女を無視して、バーテンらしき男は勝手口のドアをガチャリと閉めた。

 少女は茫然とその扉を眺めていたが、やがて路地から表通りに出て空を見上げる。


 イルミネーションに遮られ、見上げた狭い空は自分の先行きを暗示するかの様に真っ暗で星も見えない。

 梨珠は胸に湧き出る不安を首を振って払拭した。


「よぉ、嬢ちゃん。ここはあんたみたいな子供が来る所じゃねぇぜ」


 男はその茶色のダッフルコートに白い毛糸の帽子、帽子と同じく白のマフラーと手袋を身に着けた黒髪の少女に声を掛ける。


「……」

「何だよ? ビビってんのか? 何もしねぇよ……聞こえたぜ、母ちゃん探してんだろ? 何ならこの近くの交番まで連れて行ってやろうか?」

「……」

「ふぅ……いいか、俺が見た所、お嬢ちゃんはきっと、将来美人になる。そんな美人の卵がこんなとこにいて、犯罪とかに巻き込まれるとかしたら勿体ないだろ?」


 美人になると言われた少女は嬉しかったのかチラリと男を見て、目が合うと少し恥ずかしそうに視線を逸らせた。

 男は少女の前で腰を屈め目線を彼女と合わせ問い掛ける。


「警察は嫌なのか?」


 男の問い掛けに少女はコクンと頷きを返す。


「……何度も電話した……でも、全然相手にしてくれない……私がまだ子供だから悪戯だと思ってるんだ」


「悪戯って事はねぇと思うが……まぁ、警察も色々抱えてるしなぁ……んでどうする? 家に帰るっていうならタクシー拾ってやるぜ?」


「帰らない……ママを探す」

「探すって……当てはあんのか?」


 顔を上げた少女の目に涙が溜まる。顔が歪み今にも泣き出しそうだ。


「まっ、待て!! 泣くな!! 俺も一緒に探してやるから!!」


 慌てて言った男の言葉で、少女は涙をどうにか引っ込めた。

 近年では大人が子供に声を掛けるだけでも白い目で見られる。

 先程は子供好きな奴らから少女を、未来の美女候補を守る為、声を掛けたが、泣かれたらこちらの手が後ろに回る。

 こう見えて、男はある一点を除いて至って善良な一般市民なのだ。


「……本当?」


 藁にもすがる思いだったのだろう。

 梨珠は胡散臭い男に不安気な視線を送っている。


「ああ……俺はこの街で探偵みたいな事をやってんだ」


 男はそう言うと懐から名刺を取り出した。

 そこには新城町しんじょうちょうでの困りごと引き受けます。新城町便利本舗、木村真咲きむらまさきと書かれている。


「便利屋さん?」

「まあな……最近はあんま仕事ねぇけど……」

「そうなんだ……でも私、お金はあんまり持ってないよ」


「へへッ、そこは出世払いって事にしといてやるよ……探す前に一つ言っとく……この街で犯罪とかに巻き込まれんだとしたら……最悪のケースを覚悟しとけよ」

「最悪……それって……死んでるって事?」


 再び梨珠の目に涙が溜まる。


「あー、待て待て……一応だ、一応……ともかく探すとしようぜ……名刺に書いてるが俺は木村真咲、お前は美山梨珠……だよな?」

「……どうして私の名前を?」

「言ったろ。聞こえてたって……そんで梨珠、なんか母ちゃんの持ち物持ってるか?」

「……これ……ママが使ってた奴……色がいまいちだからってくれたんだ……」


 梨珠は鞄から口紅を取り出した。


「ちょっと借りていいか?」

「うん……」


 淡いピンクのそれを受け取るとキャップを外し鼻に近づける。

 スンスンと鼻を鳴らすと真咲は通りの先を見つめ口を開いた。


「……こっちだ」

「えっ? なんで分かるの!?」

「……俺の鼻は特別でね……犬よりも効くのさ」


「えっ、なにそれ……特異体質?」

「まあな」

「……そんなに臭って臭くないの?」


 口紅を梨珠に返し匂いを追って歩きだした真咲の後を追って、梨珠は黒いブーツの踵を鳴らし早足で歩きつつ彼に問い掛ける。


「臭いと思った臭いはカット出来るんだ」

「へぇ……便利だね」

「かもな」


 梨珠に笑みを返すと彼女と共に夜の街を歩く。

 人が疎らなおかげで特に手を繋いだりしなくても、はぐれる事無く通りを歩く事が出来た。

 下手に手を繋いだりしたら、それだけで案件扱いされそうだから、その点は真咲としては助かった。


 やがて二人は街の一画にあったマンションへと辿り着く。


「ここだな……」

「でもマンションなんて入れないよ?」

「梨珠、少しの間、目を瞑っててくれるか?」


「えっ? なんで?」

「……今から俺は少し悪い事をする。梨珠が見てたら止めなかったって事で共犯になるぜ?」

「…………分かった」


 梨珠が目を瞑り十秒もしない間に真咲は彼女に声を掛ける。


「もういいぜ」


 恐る恐る目を開けると、マンションのロビーに続く自動ドアが開き、ドアの向こうに真咲が立っていた。


「どうやったの? 住んでる人じゃないと開けられないのに……」

「知りたいか? 知っちまったら梨珠も捕まるかもだぜ?」


 ニヤリと笑った真咲に梨珠はブンブンと首を横に振った。


「いい子だ……んじゃ上にいくか……梨珠はここで待っててもいいぜ」

「……行く」

「そうか……じゃあついて来な」

「うん」


 ロビー正面のエレベーターのボタンを押す。

 暫く待つと微かな音を立て扉が開いた。


 エレベーターに入ると真咲は上層階である十から十二階のボタンをポンポンと押した。


「なんで三つも?」

「大まかに上としか分からねぇんだ。まぁ、ドアが開けば分かるだろうから心配すんな」

「……うん」


 真咲に導かれるままついて来てしまったが、本当に信用して良かったのだろうか……。

 急に不安になった梨珠はチラチラと真咲の顔を窺う。

 それに気付いた真咲は満更でも無さそうな笑みを浮かべた。


「梨珠、悪いが俺の守備範囲は十八歳以上なんだ。気持ちは嬉しいが十年……いやあと五年待ってくれ」

「……最低」

「えっ? なんでだよ? 俺の美貌に見惚れてたんじゃねぇの?」

「違うよ! ホントは真咲が悪い奴じゃないかって不安になったの!」

「マジかよ……そんなに悪党っぽいか俺? ……新城町じゃ結構頼りにされてんだけどなぁ……」


 ガックリと肩を落とした真咲を見て梨珠はクスクスと笑い声を上げた。

 笑った梨珠を見て真咲も口元に笑みを浮かべる。


 やがてエレベーターのドアが開くと真咲は廊下に顔を出しスンスンと鼻を鳴らした。


「この階じゃねぇな」

「フフッ、ホントに犬みたいだね?」

「犬じゃねーし……多分、一つ上だ」

「うん」


 ドアが締まりエレベーター特有の押さえ付けられる様な感覚を味わいながら、梨珠はフロアを示すパネルを見つめた。

 パネルが11を示し、ドアが滑らかにスライドする。


「こいつは……梨珠、お前はここにいろ」

「えっ? なんで……?」


「…………部屋ん中からは血の匂いがしてる……見たくないもん見るかもだぜ」

「血………………行く。ママを助けないと……」


 梨珠は血と聞いて虚ろに瞳を彷徨わせた後、真咲を見上げ震える声で答えた。


「……分かった……でもお前は前に出るなよ。あと手袋はそのまま着けてろ」

「……うん」


 真咲は迷い無くマンションの廊下を歩き、1105室の前で足を止めた。

 インターホンを押し中に呼びかける。


「いるんだろ? 出て来いよ?」


 しかし、部屋からは何の反応も返ってこない。


「しゃあねぇ……梨珠」

「また目を瞑ればいいんでしょ?」

「ああ、すまねぇな」


 梨珠が目を瞑ると直ぐにガチャリと鍵の開く音がした。


 恐らくピッキングという奴だろうが、それにしては速すぎるような……。

 ドラマで見たピッキングは結構時間がかかっていた様に思うのだが。


 梨珠のそんな思いを他所に真咲はグイッとドアを引き開けた。


 その瞬間、梨珠にも分かった。

 確かに開いた扉の奥からは鉄さびの様な生臭い臭いが微かに感じられる。


「……最悪だ。俺の街にこんな下衆野郎が暮らしてたなんてよぉ」


 吐き捨てる様に言うと真咲はスニーカーのまま玄関を抜け、照明を点けると奥の部屋を目指し廊下を歩いた。


「あっ、待ってよ真咲」


 梨珠も慌ててその後を追う。

 真咲はそのまま廊下の突き当りの部屋を押し開けた。

 同時に先程から感じていた血の臭いが一気に強くなる。


 梨珠はそれに耐えきれず、思わず口元を押さえた。

 浅く口で息をしながら彼の背中越しに見た室内は照明が消え真っ暗だった。


「どこにいやがる……」


 部屋に足を踏み入れそう呟いた真咲の首に、何かが振るわれるのが梨珠には見えた。

 一拍おいて、真咲は大量に血を吹き出し膝から崩れ落ちる。


「真咲!?」


 思わず駆け寄った梨珠の上から湿り気を帯びた男の声が聞こえる。


「フフッ……フフフッ……そうか、この男はサンタだったんだねぇ……」


 見上げた先には闇の中に浮かぶ男の白い歯が見えた。


「ヒッ!? だっ、誰!?」


 驚いて尻もちを突いた梨珠は男の異常さに後退りながら、問い掛けた。

 だが男はそれには答えずニタニタと梨珠を見て笑い、口から涎を垂らしている。


「でもどうしよう……流石に二人は作業が大変だぁ……」


 闇に慣れた目が徐々に室内を浮かび上がらせる。

 そこには床に寝かされた、見覚えのある緩いウェーブの掛かった髪の女性が見えた。

 その女性の下には赤黒い血の跡が広がっている。


「あっ……ああ……あああああああああああ!!!!」


 叫び声を上げた梨珠の頬を男は左手で思い切り張った。

 パァンと渇いた音が響き、梨珠は叫ぶのを止めて張られた頬に手をやる。


「大きな声、出さないでよ。いくら防音が良くても近所迷惑になるだろ?」

「近所迷惑はテメェだろうが!?」


 声と同時に梨珠を殴った男の左手首が握り締められた。


「えっ? 何で? 君、さっき死んだじゃん……」

「ああ、死んだよ。おかげで腹ペコだぜ……まったく、男は不味いってのに……」


 白いダウンジャケットを真っ赤に染めた真咲はそう呟いて、男の手首に爪を喰い込ませた。


「えっ? えっ? 何なのコレ? すっごい気持ちいいんだけど……ああ……暗い……暗いよ……くら……」


 男は弱くなる声と共に顔を青ざめさせていき、やがて意識を失い崩れ落ちた。


「ふぅ……大丈夫か? 梨珠?」

「あ……何で真咲……ナイフで首を……」

「首? 気の所為だろって……無理か……」


 赤く染まったダウンジャケットを見て真咲は苦笑すると、床の女性に近寄りしゃがむと鼻を鳴らす。


「…………梨珠、秘密を守れるか?」

「えっ!? ひっ、秘密!?」

「ああ、分かってるだろうが、この人はお前の母ちゃんだ……今は辛うじて生きてるが、恐らくこのままじゃ死ぬ」


「しっ、死ぬ!? 駄目だよ!! だってママが死んじゃったら……私一人になっちゃう!!」

「……秘密を守れんなら、母ちゃんを助けてやってもいい」

「……秘密って何……?」


 真咲はおもむろに瞳に手をやり、目を瞬かせた。

 再度、開けられた瞳は赤く燐光を放っている。


「俺はいわゆる吸血鬼って奴だ」

「吸血鬼!? だって街の便利屋だって……」

「いいだろ別に、吸血鬼が便利屋だって……人の街で暮らすにゃ金がいるんだよ」


「……血を……吸うの?」

「ああ、週に一度、牛乳瓶一本分ぐらいな」

「牛乳瓶……なんか知ってる吸血鬼と違うんだけど……」


 震える声で言う梨珠に真咲は苦笑を浮かべる。


「しょうがねぇんだよ。あちこち防犯カメラだらけで、昔みたく血を吸って放置とかしてたら直ぐに足がついちまう。ナンパしてホテルで寝た後、コッソリ吸った方がバレないんだよ」

「……なんか最低」

「クッ……こっちは滅茶苦茶奉仕して、相手が疲れ切って気絶するぐらい快楽を与えてんだぜ。献血一回分ぐらい大目にみろよな」


 吸血鬼といえば美女の生き血をすする高貴な怪物というイメージを持っていたのだが、真咲はルックスはいいがどこか庶民じみていて、その事で梨珠は少し落ち着きを取り戻した。


「はぁ……で、秘密って真咲が吸血鬼だって事を黙っていればいいの?」

「まぁそれも黙ってて欲しいが、そうじゃねぇ……今から俺はお前の母ちゃんを一旦吸血鬼にする」

「はぁ!? 何言ってんの!! そんなの駄目に決まってるじゃん!!」


「最後まで話を聞け。一旦って言ったろ。朝日を浴びれば人に戻る」

「えっ、そうなの? ……でもなんでそれが秘密なのよ?」

「吸血鬼になると傷も病気も簡単に治る。んで朝日を浴びれば人間だ。権力者とか金持ちに知られると面倒そうだろ?」


 権力者や金持ちと聞いて、梨珠の脳裏にテレビや新聞で見る偉そうなおじさん達の顔が浮かんだ。

 嘘かホントか知らないが最近は汚職とか利益供与とか、悪い事したとかしないとかで目にする事が多い。

 確かにあの人達が真咲の事を知れば、色々面倒な事が起きそうだ。


「分かった。絶対に言わない……だからお願いママを助けて」

「了解だ」


 そう言うと真咲は床に寝ていた梨珠の母親を抱き上げ、首筋に牙を突き立てた。

 その様子は酷くエロティックで、知ってはいても経験の無い梨珠は思わず赤面してしまう。

 やがて真咲は首から牙を抜き、ふぅと息を吐いた。


「後は家に連れ帰ってベッドにでも寝かせとけ。朝日を浴びせるのを忘れんなよ」

「一緒について来てくれないの?」

「下までは運んでやるけど……この恰好じゃあ、タクシーには乗れねぇだろ?」


 廊下からの明かりで見る真咲の服は真っ赤に染まりテラテラと光を反射している。

 確かにこんな血塗れの男を乗せてくれるタクシーは無さそうだ。


「んじゃ、行くか」

「……うん」


 真咲は梨珠に床に転がっていた母親の鞄を持たせると、母親をお姫様抱っこで持ち上げスタスタと部屋を後にした。

 その後を追い、鞄を抱えた梨珠も部屋を出る。


 エレベーターの中で梨珠は真咲に問い掛ける。


「ねぇ、真咲はいつから吸血鬼なの?」

「さてねぇ……いつからだったか……それより出世払いの件、忘れんなよ」

「……幾らぐらい必要なのよ?」

「金じゃねぇ……お前、処女だろ?」


 その言葉を聞いた梨珠の顔が真っ赤に染まる。


「だっ、だったら何だっていうのよ!?」

「後、五年、純潔を守って俺の所へ来い。その時、俺が飲む血が今回の報酬だ」


「……なんか色々最低」

「なっ、何でだよ!? 別に処女を捧げろとか言ってねぇだろ!! 母ちゃんも美味かったし、絶対お前も美味い筈なんだよ!!」


「最低!! 最低!!」


 梨珠は真咲の背中をパシパシと鞄で叩いた。


「痛てて、止めろ! 止めろって! 吸血鬼だって痛いのは変わんねぇんだぞ!」

「うるさい! 最低な真咲が悪い!」


 梨珠は泣き笑いの顔で、真咲の背中を暫く叩き続けた。


 その後、梨珠と母親は真咲が呼んだタクシーで無事、家へと帰る事が出来た。

 彼が言った様に、翌日には母親は普通に目を覚ました。

 彼女は男に監禁されていた間の事は覚えておらず、いきなり時間が過ぎていた事を不思議がっていた。


 母親は店に無断欠勤を詫び、現在も仕事を続けている。

 彼女が言うには、あの後、妙に体の調子が良く、幾ら飲んでも酔わなくなったらしい。


 後日、ニュースで男が連続婦女暴行殺人の犯人として逮捕されたと梨珠はニュースで知った。

 恐らく真咲があの後、警察に通報したのだろう。


「血塗れで最低だったけど……サンタだったのかな」


 梨珠の願いを叶えてくれた真咲の顔を思い出し、少女はクスリと小さく笑った。

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