第50話龍虎相まみえる
昨日数年振りに僕のライバルであり自称ダンサーである彼とシフトに入ったんだな。憧れ店長に言われてサポートに行ったんだな、まさか居るとは思わなかった。しかし彼はいたんだ。朝日が彼の広いおでこを照らし神々しい光を反射させながら僕を迎えてくれたんだ。僕はその時助けてって心のなかで叫んでいたんだ。彼は初め僕のことを警戒するように見つめた。そして言った。久しぶりだなって。しまった先を越された今日の主導権を握られたこのままではヤバいと思い僕はカホの話をしてライバルに彼女は最近いるのって聞いてやりました。ライバルは今はダンサーとして日々切磋琢磨しているからそんな暇ないと誰が聞いてもわかる嘘をついていました。ライバルは僕から見てもかなり不細工で彼女なんか僕と違ってできる訳ないじゃん、しかしそこは言うのを堪えてヘェ~そーなんだと大人の対応をしました。納品が終わりちょっと落ち着いた時にライバルはカホのことを根掘り葉掘り聞いてきました。恐らく僕のことが妬ましいんだと思いました。僕はかなりカホのことを盛って色々なことをしているから凄い幸福なんだって言ってやりました。ライバルは悔し紛れにお前も先のことを考えて生きろよなんて言われたんで僕はお前やろって思いましたが彼女も恐らく一生出来ない自称ダンサーが哀れに思い心の中で許してやりました。僕は思いました。いつの間にかこんなにもライバルに差をつけていたんだなと。やはり僕は成長している。カホ愛してるよ~お終い!
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