第21話迫りくる危機

僕の店は今危機的状況なんだな。今年の5月くらいから客数、売上が激減してるんだな~。朝七時普通店は混むよね。でもうちは誰もいないんだ。誰もね。床をモップ掛けする僕だけなんだ。僕は今雇用の危機に直面していると感じてる。昔の僕ならわからなかったが成長した今の僕にはわかる。僕は今危ない立場にいる。売上が下がる、経費が掛けられないつまり人員削減があるかもって。そうなれば恐らく一番仕事の出来ない僕が危ない。店長は最近暗い。愚痴が多い。お客さんが来ないから余計に落ち込む。しかしまだ人員削減については何も言ってない。しかし脳裏では僕のことを考えてるはずだ。僕はもし解雇されたら終わりだ。この店以外に雇用してくれるところなんて無いんだって良く理解しているから。だから僕は立ち上がるんだ。この店の為にどうすれば雇用が守られるのかを考えて店長にどんどん意見をしようと思ってるんだ。まずは僕の笑顔の接客をみんなに伝えたいと思う。そしてお客さんを待たせない為の素早い行動など。素晴らしい!僕はみんなの見本になる。諦めたら終わりだから!ちなみに爺だけ笑っているんだな。他人事のように。売上の悪い店の皆んなへ。僕と一緒に諦めずに一日でも長く店が続けれるように頑張ろうね。お終い!

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