第17話掃除のプロとの出会い

僕の同僚で今は店を離れウーバーイーツをしているB君は掃除のプロだったのだ。僕は片付けが出来ない。掃除も出来ない。洗濯もあまりしない。仕事用のズボンは半年に一度くらいしか洗濯しない。店で每日アルコールを吹き付けるだけで匂いはしないので大丈夫だ。体臭はスプレーで誤摩化しているがなかなか消えない。しかし掃除と片付けはしなければ凄いことになる。ある日店長と爺が家に来た。足の踏み場がない。ゴミ袋の山。玄関でまず床がテカッテいるのを見てスリッパがいると言った。ないと言ったら近所のスーパーに買いに行った。床が粘ってると言われたんだわ。僕はいつも裸足で歩いているんだけど足跡があちこちあるのは気付いていたんだけど普通の人が歩いたらぺたぺたするんだなって思った。ベッドのシーツと布団のカバー枕カバー5年の間一度も変えてないから黄ばみの見本みたいです。おそらく僕の身体は抗菌作用が普通の人よりもあるはずです。もっとも酷い場所がトイレなの。僕の家はトイレと風呂が一緒になってるんだ。トイレの戸を開けた時二人の顔がゆがんだんですよ。僕は慣れてるけど初めての人は耐えれない悪臭が二人を襲いかかリました。便器はもはや白い部分を探すのが難しいくらいにまで茶黒い色をしていますし、壁や天井風呂の壁まですべて同じ色になっています。僕の大はいつも爆発なんでおそらく長年に渡りユニットバス全体に霧のように拡がっていたのが原因かと言われたんだわ。そして爺が掃除のプロを紹介してくれたんだ。なんと3日で見違えるくらいの美しさに。これがわずか3万でいいよってなんて安いんだと感度しました。カバーも買いました。洗濯機も新しくしましたよ。それからは半年に一度一万円を払い掃除してもらっています。お終い!

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