第7話自動レジになるまて

レジの違算ってコンビニでは良くあることなんですよ。たいがい百円くらいが多いのですが僕は破壊力がみんなと比べて桁違いに多い五千円とか一万円です。何故こんなことになるのか。コンビニバイトのみんな僕の実例を教えてあげましょう。まず最初にしたのは千円札なのにレジの預かり金登録で五千円とか一万円ってレジ打ちしてそのままレジに出た金額をお客さんに返してしまいます。普通わかるやろって思うでしょうが僕はダメなんです。そのまま返しちゃうですよ。お客さんは多分気がついてると思うんですがビデオで見ると始めは戸惑いが感じられますがすぐに喜びに変わるみたいです。そりゃ商品買ってお金も増えるんですからね。次はお金貰ってないのに預リ金登録しちゃうんですよ。カウンターの上にお客さんがお金出してくれてるのをお釣りと一緒に返したり、怒られながらも結構な回数やらかしました。もちろん店長は違算でたらまずビデオで僕をチェックしてました。高額違算は僕でほぼ間違いなかったです。その時バックルームで訪れる恐怖の一時間をいかにやり過ごすかそれだけを考えていました。とても書けない。恐ろしくて。そりゃそうやでこんだけやらかしたら普通クビでしょ。しかしこの店の店長とスタッフは諦めない。こんな僕を必ず一人前のスタッフにしてやると。今自動レジになり成長せずに違算は出なくなりました。技術の進歩バンザイって言う話になっちゃいましたね。お終い。

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