修羅
アズムンアッシュ
第1話
街は女子高生で溢れている。煌びやかに彩られている。皆が化粧品を見たり、カバンにつけるアクセサリーを探したり、スマホを片手にビシッとモデル並みにポーズを決めて自撮りを撮っている。今の日本では普遍的な光景だ。しかし、そんな普遍的な光景に馴染まない女子高生もいる。キッチリとセーラー服を着て、スカート丈も短くせずキッチリ膝下の長さ。今時珍しいおさげでメガネの子が目に入った。今時こんな昭和な子がいるのか。皆は友達とわいわいしている。昭和な女子高生は一人。昭和な女子高生はどこか寂しげでビルの隙間風がおさげを強く揺らす。初めて街に来たのだろうか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます