第2話
「トラックは異世界への入り口らしいよ」
メガネの高校生が友達と笑顔で話している。
よくあるネット小説の始まりを揶揄しているのだろう。
今日もいつも通り仕事で辛い思いをした中で聞かされるとそれもいいなと思う
バスを降り、閉校した中学校の脇を肩を落として歩く
いつまで続くのだろう。この人生がいつまで経っても前に進まない感覚は
そう思いながら家に帰る
やることはない
いつからだろう昔好きだったゲームに手が伸びなくなったのは
「もういいかな」
そんな言葉がつく。そうだな
もうやめよう
?「いや!まだだ!まだ行ける!」
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