【episode2-愛しき傷跡】
鉄の塊は、幼く華奢だった
痛みを抱えながら生きている彼と初めて結ばれた日に、沙楽は『傷さえ愛おしい。全部が好き。』だと感じた。
魁人と沙楽は互いの心と体を夢中で求め合い、生涯に渡って共にいることを願った。
そして、『この先、何があっても私がこの人の還る場所でありたい。』沙楽は、そんな風に思っていた。
だが、幼く激しい恋は、夏の訪れとともに呆気なく宇宙に散り、程なくして互いの隣に別の影がある人生を進み始めたのである。
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