第18話 自問自答
「はぁ〜」
ベットに仰向けになりながら重いため息をつく。
さっきは俺って天才なの?と浮かれてしまいそうだったが、それだとどこかのポンコツと同じような気がして抑えた。
「魔力が少ない……か」
先程シャイナさんが部屋を出る直前に言ってきた事だ。
なので『魔法を使うという事は命を削る行為になってしまうかもれなない』とも…。
俺はどうすればいいんだ
世界で指おりの魔法使いの弟子になり魔法を命を削りながら教えてもらうのか、それとも……。
『幸い君はまだ若い。別の道もあるぞ』扉を閉めた後に聞こえた様な気がしたそれが頭から離れない。
どうしよう……
…………
ダメだ
これは弟子にしてくれた師匠と相談しないと。
と考え、重くなった瞼を閉じる。
あぁ体洗ってないや……
朝風呂しよぉーと
▼△▼
何故か早起きをしてしまった。
起きてすぐ部屋にあったお風呂に入った。
そして現在、湯冷めをしてしまうかもしれないがベランダに出ている。
この部屋に入った時ベッドが衝撃すぎて触れれなかったが、こちらも気になっていたのだ。
周りが絶壁の所にある城の下には何があるのかと…
「ゴクリ…」
唾を飲み
恐る恐る顔を出し下を見ると……
真っ暗だった
底が見えない。
ふとここから落ちたらどうなるんだろうと想像した時、身震いがした。
怖くなりヒェ〜と呟きながら部屋に戻った。
▼△▼
少し経ち、例の金髪メイドが俺の部屋を訪れ「朝食のお時間です」と言いに来た。
考え事をしていたせいか、日が昇っている。
「分かりました」と言い金髪メイドについていくと、昨日食事をした場所へと案内された。
じはらくしたら、他の二人も金髪メイドに席へ案内された。
だが、二人共目を擦り今にも二度寝しそうな顔をしている。
この人達大丈夫か?
と思ったが料理が目の前に来た瞬間目を見開き、かぶつくように食べ始めた。
はぁ…昨日の調子はどうしたのだ。
と思いつつ俺も朝食に食らいついた。
▼△▼
「ふぅ〜」
朝食を食べ終わり、師匠が満足にお腹を擦っている。
部屋には俺たち以外おらず、シャイナさんと金髪メイドは何か用事があると部屋を出て行ってしまった。
相談するならこのタイミングか……
「師匠」
「んぁ?」
間抜けな声が帰ってきた
「ちょっと相談したいことがあります」
まぁ相談と言っても俺の中ではもう結論は出ているがな
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