ふわっとした創作に使えるかもしれない雑学

パクリ田盗作

戦国時代雑学

戦国時代 官位って?


 戦国時代の歴史もので時折目にする官位。

 どれだけあってどれぐらいえらいのかよくわからないという人もいるかもしれません。


 まず官位とは何か。

 ウィキペディア参照してください………では怒られるので、ここでは人が就く官職と、人の貴賤を表す序列である位階両方をミックスした総称として扱います。


 で、戦国時代作品でよく見かける官位、どれぐらいあるかというと大体以下の通りになります。


天皇

特別枠:摂政・関白

正一位:従一位 - 太政大臣

正二位:従二位 - 左大臣、右大臣、内大臣

正三位 :大納言             

従三位 :中納言

従四位上 :(中納言)、左大弁、右大弁

正五位上 :左中弁、右中弁

正五位下 :左少弁、右少弁

従五位下 :少納言


ここから上が殿上人


正六位上:- 左大史、右大史

正七位上 : 大外記、左少史、右少史

従七位上 -:少外記


 で、武家の人が名乗る官位ですが名門と呼ばれる足利幕府重鎮の赤松や細川は従四位上。

 従三位に当たるのが足利幕府将軍こと足利義輝。あと有名どころというと水戸黄門です。


 戦国時代物で聞く殿上人とは、天皇陛下のお住まいに上がることができた官位(IDパス)だと思ってください。

 公家という貴族は最低でも殿上人官位を持っていることを指します。


 従三位が武家が得られる官位の最上位と北条政子時代に設定したらしい。

 大体五位が戦国武将の名門がもらえる官位、三位が武家の上限と思ってください。

 はい、ここでそれ以上になった戦国時代武将がいましたね。


 一人目が大内義隆。朝廷への銭束ビンタ(献金)や乱で京都から避難した公家を保護したお礼(官位を銭で購入説もあり)として従二位を得たそうです。(いろいろやりすぎて死後は特進せず)


 二人目が織田信長。朝廷の財政再建などをして足利将軍より上の正三位を得た。


 三人目が羽柴秀吉。関白になりましたね。近衛前久様の猶子になって関白を得た後に豊臣に改正したそうです。


 他にいたかもしれませんが歴史考察ではないのでここまで。

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