交合う
キスをしましょう、永遠に。
あなたの鼓動が消えるまで。
重なりましょう、永遠に。
あなたが温かくなるまで。
キスをしましょう、延々と。
あなたの呼吸が止まるまで。
繋がりましょう、永遠に。
あなたが「嫌だ」と、
わたしを嫌うまで。
裏路地の、湿った細い細い一角に、
あなたはぐったりしていたの。
何度か見ていたあなただった。
ずぅっと見てきたあなただった。
想いを寄せた、あなただった。
今日は雨が降っていて、
あなたの温度は冷めていく。
怖いわ。怖いの。
あなたの冷えゆく体温が。
あなたが冷えゆくこのときが。
わたしがあなたを抱き締めて。
あなたがわたしを捨てるまで。
だから、
わたしはあなたと
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます