第15話

「え、違う?」


俺は立ち止まった。


するとヒナタも立ち止まった。


「...匂いだよ...」


「へ?匂い??」


ヒナタが急に俺に寄りかかってきた。


「おわ...!」


「抱きしめてよシンジ...」


俺がうしろへ倒れそうになったので、

慌てて抱きしめた。


「なんだよ、まさか、この行動って、

俺のこと好きとか...」

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