大丈夫

凪田 双

プロローグ 満月の日

 別れはいつだって突然で、心の準備があろうが無かろうが関係なくやってくる。

 それに耐えながら人はこれからも生きていかなくてはいけない。

 僕だってそうだ。   

 彼女がいなくなったからっていつまでも蹲っているわけにはいかない。

 けど、それでも僕は


 彼女に逢いたい。

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