幕間

これまでのあらすじ18

 色々と事件があったために帰郷が遅れていた政賢一行の隙を衝くように武田が動いた。


 江戸湾の良港、品川。

 大胡が陰謀で掠め取ったことを根に持っての侵攻でもある。そこを入手すれば大きな収入となる。現在、手元不如意な武田には喉から手が出るほどの場所であった。


 里見との密約も取れ、未だ訓練の済んでいない大胡の隙を衝いての侵攻であった。


 今度は負けられない。

 全軍を率いての侵攻。


 晴信率いる本隊は留守を預かる大胡の副将、長野業政が品川に出向いているために真田幸綱が指揮を執る大胡本隊と対陣。


 その間に武田信繁により率いられる別動隊にて品川を落とす。


 品川はまだ防備は完全ではない。故に大激戦となる。それを危惧した長野業政は大胡是定と図り一芝居をうつ。


 大胡への反逆を演出し一般市民を逃がす。


 そして準備の整った品川を武田と共に落とすはずであった里見は、武田と大胡、そして長尾との関係を陰謀で動かそうとしていた。


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「殿。作者というものが申すに、この時期の品川の地図が入手できず困っているとの事。拙僧が再び地図を届けに地中に眠りましょうぞ」


「もうやめて~。それ危険すぎるから。危険物扱いされて自〇隊の爆発物処理班でも呼ばれちゃうよ。埋蔵物発掘調査はたまに砲弾とか出るから危険です」





 登場人物がわからなくなりましたらこちらをご参照くださいませ。

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