幕間

これまでのあらすじ17

 体力が回復するまでの暫くの間に、美濃の国厄介になることになったチャンスを使い、政賢は美濃一色と尾張の織田との密約同盟を持ちかける。


 義龍の寿命がそう長くないことを知り弱気になった隙を衝いての斡旋であった。これで5年間の猶予が出来た美濃は、南に堅固な城塞を築くことになる。


 一方、その後に面談した信長とは意気投合。


 こちらとは大胡との直接的な同盟を確約することに? しかしその背後には、何やらよからぬ魂胆も見え隠れするが……


 公園育ちの弓の達人二人組。

 蘭と詩歌。


 博打に極度に強かった。その逆に、極端についていない武士に出合う政賢。


 どうやら鉄砲功者らしいその武士に鉄砲の業を見せてもらい名前を聞くと

「滝川一益」だという。


 またもやSSR武将ゲットだぜぃ!


 ◇◇◇◇


 「殿。信長殿とはうまくいきますでしょうか? なにやらよからぬことを企む坊主がいるようで……」



「うちにも一人いるねぇ。ろくでもないたくらみをする坊主が」


「何でござろうか、殿。拙僧をお呼びか?」


「智、智円のにーちゃん。もう先に帰っていたんじゃなかったの? ちゃんと仕事してよね! 吃驚したなぁ、もう」


「拙僧は神出鬼没。最近は仏法だけでなく陰陽道も易学も学び始めた故。できぬと思われたこともお申し付け頂ければ、如何様にも……」


「それってもう仏法から、めっちゃ遠くなってない?」




 登場人物がわからなくなりましたらこちらをご参照くださいませ。

 https://kakuyomu.jp/works/16816700428374306619/episodes/16816927859186375734


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