幕間
これまでのあらすじ14
第131話までのあらすじ
勇戦した後藤透徹の義理の兄、官兵衛。
最後の最後で戦死をしてしまった。己の半身、いやそれ以上の存在を失ってしまった巨躯の武者の後ろ姿が小さく見える。
その縁側に座り声を掛ける政賢。
「皆にとって頼りがいのある者」
であることには変わりない。
それが官兵衛の願いだと口にするも、反応はない。静かに掻い巻きを懸けて立ち去った政賢。
数日後には、後藤の「前向き」に勉強し始めて周りを困惑させる姿を皆が見る事となる。
北条を完全に追い払った西上野の国衆は一致して大胡政賢に臣従することを誓う。
これにより西上野と北武蔵合わせて55万石の太守となった。
その頃、甲斐の武田は。
どさくさに紛れて西上野に勢力を伸ばそうとしていたつけが回り、政賢のサブプライムローンの罠にかかり、膨大な借金を負わされる。
そして大胡が、これからの主敵だという事に気づくのであった。
再び越後より舞い戻って来た上杉憲当。
帝の密勅により、この上もない侮辱を受け、勅使である関白近衛前久の前にて政賢に切りかかるという大失態を侵した。
しかし政賢の不思議な動作によりつきものが落ちた様に腑抜けとなり、越後へ向かい出家することとなった。
今や左中弁という、武家としては殆ど極官と言ってよい程の大出世を遂げた政賢。
激戦の行われた桃ノ木川にかかる橋の袂で、謎に満ちた自分のこれまでの気持ちを独白する。後悔する政賢は政影に諫められる。
「殿は、これからも皆の殿である。一人ではござらぬ。これまでと同じように皆がお支え申す」
この言葉で自分がもうこの世界の異物ではないことを実感した政賢は、新たなる戦いに向かうのであった。
北条編完
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作者の創作意欲のエネルギーとなります!
「なんとっ! 殿はぷれいやあとかいう存在でござったか?」
「いやねぇ。そんな設定だったらしいんだけど、裏設定をSSにしちゃったからちょっと変わっちゃったんだぁ。もうみんなと一緒の世界線で生きる仲間だよん」
「では某も、えぬぴいしいというものではないと?」
「さあ? それはどうなんだろうか? まだわかんにゃい」
登場人物がわからなくなりましたらこちらをご参照くださいませ。
https://kakuyomu.jp/works/16816700428374306619/episodes/16816927859186375734
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