編集済
あくまで、義務教育で習った範囲だけど
通貨として使用する際の基本として
丁度良い希少性(少なければ良いならダイヤでもプラチナでも良い)
偽物の作り憎さ(例えば金なんて安価な物を混ぜたら混ぜるだけ、直ぐばれるレベルで軽く固くなる。塩は重量が変わる、色が違う、味が違う、直ぐ湿気る)
翻って鉄は
武器(刀身、槍の穂先、果ては鏃に至るまで)、生活関連(鍋、包丁、果ては釘に至るまで)と希少性の欠片も無い。
希少性のかけらもない=偽物作り放題。
大湖のは特別製の鋼ったって、金属問屋の連中でもない上に検査機器が無い時代じゃまずばれない。
ただ、荒と抜けの多い攻略本片手に歴史とかに興味の無い子供が歴史シミュレーションゲームをやってる状況に信憑性が増すことでストーリーとしては正解だと思うんでこの調子で主人公君はボロを出せば良いと思います。
(最終的に信長が勝者になるも保守勢力の巻返しにあって死ぬって感じで)
追
管理できないレベルで調達出来る鉄を担保にして通貨を発行するのが頭おかしくね?ってだけですよw
まあ、経済勉強しろなんて上から目線言うほど僕は詳しくはないですけどね
作者からの返信
@poolさま
いつもありがとうございます!
そうですね。義務教育では「貨幣」のうち「硬貨」のみを教えますね。歴史を教えるにあたって「紙幣の出てくる変遷」までは教えませんから。
重要なのは「信用創造」なのですが、「この紙は○○と交換できると信頼できる」ことなのであって、鉄や塩自体の希少性ではないのです。実際に必要としている者がいるという事です。ついでに金銀とは違って生産流通で通貨発行量を変えられるのは普通の兌換紙幣よりも現座の不換紙幣に近いのですね。
マネタリーベース変えられますので。
勿論、欧米では1970年まで金銀が兌換されていました。それは仰る通り鉄自体の希少性がなかったからですが、ヨーロッパにおいては統一権力による信頼担保が出来なかったからです。戦争ばっかやっているから。
今回の大胡の場合はその「信用創造」を鉄という最近必需品となった地金でも役に立つもの。質は金銀よりもあまり関係なくてよい。「山田葉書」という正史で使われた1600年ごろの史実に基づいています。これは不換紙幣ですが伊勢神宮の信用で成り立っていました。作品中にもこれを使っています。この時代は信心深いのです。
ですので「信用」を担保出来ることが重要なのです。
それをこれから大胡はやっていくわけです。
先日「なろう」様の方でも「もっと経済勉強してから書け」と書かれましたが、この程度は調べているつもりです。
こういったことはできれば近況ノートの方に書いていただけると嬉しいです。今後その場で議論いたしましょう。
慌てっぷりが非常に良かったです。主人公が可愛そうですが、
そもそもこの時代米もお金として流通していたので鉄で信用想像の担保はイケると思うんですよね
ご存知でしょうけど現代人が思ってるほど鉄って作るの簡単じゃないので大胡が高炉で大量生産できる事が前提条件であれば「大胡ならこれぐらいは用立てできるだろう」と信用されるでしょうし、平時と違い消費が激しい戦国ならば重宝したものと思われます
作者からの返信
@hoshino_takemiさま。
ありがとうございます!
そうですね。
信用創造が重要であって。
それが西国ではまだまだ通用しない。これをどうするかが今後の課題です。だから公界市を作ったのです。攻める城です。
あと作品の中にも出しましたが矢盾などにも必要になってきていて、そこら中に使われ始めて来ています。鉄は買っておいて損はしない。それを大量に作れる大胡は信用してもらえるんじゃないかな、と思った次第です。