第12話
そんな矢先の事。
隣のクラスのマドンナが。
あの、藤島くんの想いびとが、
開き戸をがらりと開けて。
俺と目を合わせた。
初顔合わせであり、俺はドギマギした。
「おはよ、山吹くん。
あのさ...」
「下駄箱のなかに何か...入ってたんじゃない?」
「え」
突然の質問であり、俺はビビって
大きな声を出してしまった。
マドンナの綺麗な声と。俺の
低い声を聴きとって、藤島くんは
俺の方に振り向いて、赤面してた。
「あ、橘...。おまえ、何しに此処へ?」
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