第22話 お別れと神器
俺とシグはポポ村に来ていた。
懐かしい森が広がり、教会もまだ変わらずに建っている。
ま、そんなに直ぐに壊れていくものではないのだけど・・・。
町中が草でボウボウになっているのは仕方がないだろうなと思った。
まとめさせてもらった皆の墓に前で手を合わせた。
仇は討ってきました・・・。安らかに・・・。
教会に向かい、神像に向けてサーチをかける。
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創造神の神像
眼には神聖石が使われ、魔物を近づけなくする効果をもつ。
神聖石には神々の魂が宿るといわれ神器の材料にも使われる素材である。
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やっぱりあの時の神父の神の目っていうのはこの事かよ!
てっきり神父の眼鏡の事かと思った!!
俺は神像によじ登り、目に触れた!
ピコン!! 「へっ!?」俺
・神砲:ホワイトガン(神器の一つであり、使用者を選ぶ)
・神槍:ブルースピア(神器の一つであり、使用者を選ぶ)
ピコン!ストレージにストックしました!
わ!勝手に!!
(シグ、ヤバいのが手に入った・・・。)俺
(なんだ?神像の目が光って怖かったぞ)シグ
(神器っていうのが手に入った・・・。)俺
(は?神器って神様の武器ってことか?)シグ
(そうだ。)俺
「ほら!」俺
とストレージから槍を出してみた!
ガシャン!!!
「うわ!!持てない!」俺
「何だ何だ!スゲー綺麗な槍だな!」シグ
ひょい!!
「あれ?軽々と持ちやがった!・・・持ち主を選ぶってこういう事?」俺
「そうなのか!?」シグ
キラキラキラキラ!!ピカ――――!
「げ・・・なんかやばいのか?」シグ
「いや、大丈夫じゃないか?」俺
ガッシャ―ン!
「ドわ!!なんだこの鎧は!!」シグ
「おお!!すげー!」俺
槍からの光はシグに鎧を纏わせ、槍は輝きを増していた。
シュン!!・・・
「おお!消えた!!どこ行ったんだ?」シグ
「分からん・・・。」俺
もう一つあるんだよな・・・。
ストレージからホワイトガンを取り出すと、今度は俺に、鎧がまとわりついた!
シュン・・・。
そして消えた!これは神器に認められたってことかな?
もう一度、さっきの鎧を纏った状態を思い描くと魔力を大量に奪われて、
鎧が装備された!
「おお!出来た!シグさっきの鎧とかをもう一度思い浮かべると魔力消費と共に現れるぞこれ!」俺
「なに!!よし!ウグっ・・・」シグ
キラキラキラ!!ガッシャ―――ン!!
「来たな!!」シグ
「これスゲーな・・・。」俺
「ああ。ヤベーな・・・。」シグ
(これを教会は探していたってことだよな・・・。)シグ
(ああ・・・。何が起こるってんだ!この世界に・・・神器だぞ)俺
(いや、これを出したのはお前だろ?)シグ
(まあ確かに・・・。)俺
(こいつを解除してさっさと大陸に渡ろうか・・・。)シグ
(そうだな・・・。)俺
この銃と槍は俺とシグ専用の武器となったようだ。
普段は無いのだが、思い一つで換装されて解除された。
シグの槍の威力は凄まじく、大きな岩もスルッと切れ、スルッと穴が開いた!
「なんだこの槍は!!気持ちわりーくらい手ごたえがないぞ!!」シグ
との一言が出ました。
俺の銃は、魔力のビームを打ち出せるようだった!
強弱も可能で、
ほんのちょっぴりの魔力のビームだったのに、
地面を割った時には声が出なかった・・・。
恐ろしいものだというのは分かるがこれでは強力過ぎでは?
そしてこの神器で魔物を殺した時には武具化ができかったというのも驚きだった!
なぜだ・・・。
といろいろ疑問にはなったが、使用はしないようにする事で解決したことにする。
今の所・・・。
こうして俺達は、
ポポの町を後にした!
もしかしたらもう二度と帰ってこれないかもしれない、
この町を、
何度も見返してはさよならを言って・・・。
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