ヤンデレに監禁された
白黒
第1話 ストーカー
「ふぁあ、眠いなあ」
僕の名前は泉 水保
宗永高校と言われる高校の生徒だ
今日は火曜日で平日
今はバックをもって高校に行っている途中だ
高校での友達は少ないがいることはいる
学力は学校ではかなり上で、顔は
これが僕のスペック
見ればわかる通り普通だと思う
「おはようー」
「水保、おはよう」
こんな風に朝、友達に挨拶して、静かに勉強して、これが一日の僕の変わらない予定だ
(今日もつまんない一日だろうな)
「ん、なんだろう、これ」
机の中に中につっかえていた
疑問に思い、中の物を取り出してみた
手紙だった
「手紙、僕に?珍しいな」
こんな暗くてだるそうにしてるから僕に手紙なんてめったに来ないのだ
【手紙の内容】
放課後、屋上に来てください
話したいことがあります
弥医 エリ
弥医 エリか…
僕と同じ学年で同じクラスにいる女子だ
学業、スポーツ、顔、ともに万能な人
その上に金持ちの家のお嬢様なのだ
まさに完璧、物凄くモテる人だ
僕には全く接点が無いような雲の上の存在
「なんだろう、そんな人が僕に用?まあ、たぶんどうでもいい内容だよな」
こんな思考をしているから余計に性格が暗くなるだけだが
生まれつきの子の性格は治せなくなっている
「まあ、いいや、とりあえず行ってみよう」
学校終了~
「ああ、やっと学校が終わった。早く帰ろっと」
「あ、そうだった、忘れてた。放課後屋上に行くんだった」
僕は物忘れが激しい
だから、こういう大事な事も忘れてしまうことがある
「早く終わらせて帰ろっと」
僕は急ぎ足で屋上へ向かった
妙に屋上までの道のりが長かった気がした
ガチャ
開けると、そこには差出人のエリがいた
いたずらかと思ってたが違った
「エリさん、僕に何か用?」
「ああ、水保くん来てくれたんだ」
「うん、まあ、暇だったし」
僕の一日の予定はゲームしかない
本当に暇なのだ
「水保くん、あのね......、ちょっと目をつむってくれない?」
「え、なんで?」
「いいから、お願い」
まあ、別に目をつむるくらいなら良いか
なんかサプライズとかあるのかな
疑問に思いつつも僕は目をつむった
「水保くん、目をつむってそのままでいてね」
バチバチバチ
何か聞こえる、火花が散っているような痛々しい音が
経てば経つほど音が近づいてくる
この音は線香花火ではないし、なんか嫌な予感がする
もしかしてこの音って......
してしまったあとではもう遅い
恐る恐る僕はエリに気付かないように目を開けた
「!」
本当に1秒遅かったら僕は倒れていただろう
目を開けるとそこには、スタンガンがあった
とっさに僕は後ろへ下がったが本当に危ないところだった
「エリ、これって......」
「ごめんね、水保くん。少しの間眠ってもらうね」
まずい、これは逃げないと本当に危ない
命の危機というか本能が働いている
これは逃げないと危ないと
「えっと......、僕用事を思い出したから帰るね…」
僕は逃げた
しかし、運動抜群のエリから逃げられるわけがない
あっと言う間に追いつかれ、僕はスタンガンを食らってしまった
「うう、なんで、エリ......」
僕が最後に見た学校の風景が映っていた
_________________________________
「う、うーーん」
「あ、やっと起きた水保くん。起こすのに大変だったんだから」
あれ、ここって
僕は確か学校が終わって屋上にいて
そうだ、その後スタンガンを食らったんだ
「エリさん、これっていったいどういう......」
「水保くん、私はあなたのことが好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きだったの!」
「へ、へえ、僕のことが好きなんだ。ありがとう......」
凄まじいほどの愛情を感じた
エリってこういう人だったっけ
というこの状況ってかなり危ない気がする
「だから、私は好きだから!水保くんを愛の巣に入れたの。こうすれば水保くんとずっと一緒に入れるから!」
「は......は......」
これって要するに監禁だよね
「水保くん、これから一緒に居ようね…」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます