⭐︎への応援コメント
淡々とした、一人称ならではの等身大の文体が、余計に現実感を浮き彫りにしているようで。
年齢のせいだったかもしれないし、時間の経過かもしれないし、やっぱり彼自身に真知子を変える魅力がなかったのかもしれないし……。人間関係の、男女の、ちょっとしたズレやどうしようもならない隙のようなものを、ハイヒールと坂道で描き出しているのがお見事です。
作者からの返信
いいの すけこ さん、ありがとうございます!ヽ(´▽`)/ 何か明確にコレが原因だ!っていうのはないけれど、それでも悲しくなってアレコレ考えてしまうようなことを書いてみました。これは小説なので少しドラマチックに書いてありますが、多かれ少なかれ人はそういうものを抱えて生きているんじゃないかな…と思っています。
お褒めいただき、本当に嬉しくて励みになりました!!
編集済
⭐︎への応援コメント
コノハナ ヨルさん
去年の5月から執筆活動を開始されたとは信じられない筆力ですね~!
なぜか若いころにファンだった高橋和巳さんの作品を思い出しました。
大半は忘れてしまいましたが、妻が留守のとき、電気炊飯器からごはんをよそう場面だけは鮮明に記憶しています。🍚(笑)
拙作『驢馬を引く人……』に星レビューをありがとうございます。
短歌は初体験ですが、入門書に「結句を理屈でまとめず、一見関連のない方向にジャンプする」とあったので、思いきりジャンプしてみました。(笑)
作者からの返信
上月くるを さん、ありがとうございます!
昨年5月から書き始めたのですが、コロナで仕事に色々変化が生じた結果、時間ができ、前々からちょっと興味があった小説執筆に着手しました。その辺りは『驢馬を引く人ぽくりぽくりと』と状況がよく似ていて、自分のことのように思えました( ´ ▽ ` )
高橋和巳さんは『邪宗門』しか読んだことがないのですが、かなり衝撃を受けた覚えがあります。また、ほかの作品も読んでみようと思いました!
このように、お言葉をいただけて、とても励みになります。素敵な感想をありがとうございました。
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ツイッターで色んな人の読了ツイで存在を知り、拝読させていただきました。
坂と、彼女が彼の家に来ない理由であるハイヒールという小道具の使い方と、なんとも言えない心情の読後感がものすごく印象的でした。
言葉にまとめにくい感情そのものの吐露を見た、という感じです。
影を思わず避けた場面が特に刺さりました。
とても良い作品を読ませていただきました、ありがとうございます。
作者からの返信
MACKさん、はじめまして!
(といっても、いつもTwitterのTLで素敵なイラストの数々を目にしているせいか、初めてな気がしません(*´∀`*))
影のところは、私が一番気に入っているところです。情景を考えついた時に「よしっ!」って一人深夜にガッツポーズしてました(笑)
感情につながる細かな描写を感じ取っていただけて、凄く嬉しいです。ありがとうございます!!!
⭐︎への応援コメント
どうして自分では駄目だったのか、と、どうしても思わずにはいられませんね。
ハケと言うのが何のことか分からなくて、タイトルの段階で絵描きの話か何かだろうかと思っていたのですが、そう呼ばれる場所があるのですね。
こんな事って確かにあったなぁ、と記憶の隅でうまくいかなかった恋の思い出がざわざわするお話で、衝撃的なのにとても静かで。
この人はこのショックを抱えながらも、また普通の顔をして明日には会社に行くんだろうなぁ……としみじみ思いました。
とても素敵なお話をありがとうございました!
作者からの返信
しらすさん、ありがとうございます!(*´∇`*)
10年ほど前にこの意味での「ハケ」を知ったのですが、変わった言葉だなーと思ってずっと印象に残っていて、それが今回の話に結びつきました。
そして、しらすさんは鋭い…! 実は元々、話の最後は翌朝普通に出勤する彼の姿で構想してました。昨日のアレは酔ってたせいだ、って自分に言い聞かせて、彼はそれでも日常を生きていきます。
深く読んでいただけて、とても嬉しいです!
編集済
⭐︎への応援コメント
おお…!一息に読まされてしまいました!
真知子は「私」相手には自分を変えてくれませんでしたが、「彼」相手には自分のプライドとも言えるハイヒールを脱いだのですね…これは確かにショックです。未練があるとかないとかではなく、純粋に「男として、人として自分は彼に敵わなかった」と思ってしまうということですよね…!
うまく言えなくてもどかしいのですが、この絶妙な心理の表現が巧みで感嘆してしまいました!
とても文学的な作品で、読後の余韻に浸っています。素敵な作品をありがとうございました!
作者からの返信
結月さん、ありがとうございます!ヽ(*´∀`)
そうです。ハイヒールを履かなくなった真知子の姿に、「私」は単なる失恋よりも深く心を傷つけられました…。
武蔵野を題材として考えた時、ふとハケ由来の坂道のことを思い出して、そこをおりること=心の隔たりや変化 に重ね合わせられないかと思って書いてみました。
読んでいただけて、本当に嬉しいです!!!
⭐︎への応援コメント
>敗北感とも寂寥とも違う、ナントも言えぬ複雑な感情が体内でグズグズと廻り、
自分が同じ立場でも、こういう心境になるんじゃないかと感じました。
あの頃の自分って何だったんだろうというような気持ち、なのかなあ…。
真知子にとって彼は遊び相手で、今彼らしき男性と二股をかけられていたのか(それにしては長年ラブラブで、それはそれで羨ましいなとも思いますが…笑)
ハイヒールもそこそこに抑え、当時とは関係ない男性と真剣にお付き合いしている年相応の女性なのか。
いろいろ想像できて楽しかったです。
ですがトンチンカンな妄想していることが多いので、おかしなこと言ってたらごめんなさい!(と先に謝っておく…)
作者からの返信
tomoさん、ありがとうございます。
該当箇所、共感していただけて嬉しいです♬
「言葉にならないような気持ち」という曖昧さをテーマに書きました。
ご想像いただいた内容は、私も想定していたもので、ひとつの可能性としてアルと思います。
意識的に説明やら描写を省いて、読者の方に色々想像してもらいたいなぁと思っていたので、ここまで色々想像していただけて、作者冥利につきます!・:*+.\(( °ω° ))/.:+ウレシイ♡
編集済
⭐︎への応援コメント
うををぉぉ……(´;ω;`)
またしても名作が生まれた……!
引力が凄まじい!
真知子がTシャツであったことが全ての答えなのですね。そういう時代、人生の時期、だったのか、はたまたそういう相手だったのか。委ねられ、読者に問いかける。読者自身の季節を思い起こさせる……!
素晴らしい作です!拝読できて、本当に嬉しいです!ありがとうございます!
作者からの返信
おおお、そうです! Tシャツ着てたり、スニーカー履いてたりっていう細かな変化に拘って書きました。気づいていただけて、凄く嬉しいです(*´∀`*) なにか明確にこれが悪かったとかはないけれど上手くいかなかったり、自分自身が何かにショックを受けているけどそれが何かはわからない、とかそういう曖昧で移り行くものをハケを一つの題材に描きました。こちらこそ、ありがとうございます♡♡♡
⭐︎への応援コメント
影伸びる描写が人間の怖さと本性が出ている気がして面白かったです。
ハイヒールは自身の自信の高さを表していて、上り下りするのが難しいのは同じ事を続けることが出来ない彼女の性格なのかなと思いました。
完全に自身の考察ですけど、考えられる作品で人間描写がスルスルと入り込んでいて純粋にすごいなとつくづく思いました。
やっぱ面白い作品って、なかなか評価されにくいんですかね。
作者からの返信
桜咲 人生さん、ありがとうございます( ´ ▽ ` )
私自身、読んだものについて「こういうことかな」「ああいうことかな」と考えるのが大好きなので、影やハイヒールの描写について考察していただけて大変嬉しく思います。ご指摘の点は、一つの可能性として想定していました。
派手さは無い話ですが、数多ある作品の中から見つけ出していただき、さらに面白いと言っていただけて舞い上がっています。書いて良かったです。