(シナリオ技術他)これは器官による洗脳かもしれないッ……!

@I-By

私たちはいつも何かを"探して"いる。Seekingについて

 どうもI-BYです。この間Netflixに"閃光のハサウェイ"が追加されたので晩御飯を作りがら観ました。面白かった~。

 どうやら"虐殺器官"と同じ村瀬さんという方が監督をされているようです。セリフの前後にあまり繋がりを感じず、最初は違和感を感じましたが、そのおかげで会話のテンポが良く、非常に洗練されたイメージを持たされました。

 実はセリフの前後の繋がりは作品において必要とされず、セリフはあくまでストーリーの進行に重要なものだけにすべきだという話を読んだことがあります。


 閑話休題。

 今回、お伝えしますは"Seeking"です。「Seek」という英語は「探し求める」という意味です。

 私たち人間は、物語を読むとき、他人の話を聞くとき、音楽を聴くとき、必ずSeekingをする。つまり、物語であればその続きを、他人の話であればオチを、音楽であれば次に来る音を、私たちは予想しながら見ているのです。

 この予想をうま~く覆すとgoodボタンが増えるわけです。はー、ありがたやー。

 読者の予想を覆すために、あえて王道な筋書きで始め、「ありきたりなやつね。見たことあるわ。つまんな。まぢ無理、手首切ろ」と思われ始めた時に、そうですよね、そう思いますよね、でも実はこうなんです(ババン!)と切り出すことで、筆者に騙された読者の心は沸き立ち、闇堕ちJKも手首じゃなくて指切りをする素敵な彼氏を持てるようになるのです!

 私が知った時は目から鱗でした。当たり前のように感じていて、だけど言葉にしたことのないこの現象。

 

 沢山のストーリーを味わってきたであろうカクヨム利用者の皆さんも、投稿者の方々も、一度"Seeking"を気にしながらストーリーを楽しんではいかがでしょうか。自身の心の動きや感動の瞬間が手に取るようにわかるはずです。すると、面白い場面を言語化するのがイージーになるでしょう。


 ではでは、今回はここまでにします。

 短くてごめんなさい!! 初めてなんです/// バイバイ👋

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