「授業を受ける時のコツ」

「次は、「授業を受ける時のコツ」を説明していくよ」

「授業を受けるのにコツってあるの?」

「今回のモチベーションは、如何に授業内で記憶に定着させるかだよ。授業内である程度定着させることで、家に帰った後の復習を減らすことが出来るよ」

「なるほど、今回も勉強時間を減らしたいってことだね」

「そう。私の勉強法は全てが勉強時間を減らすためにはどうすればいいだろうかっていう問から生まれてるからね」

「それが里菜の成績に繋がったんだね」

「それじゃあ、授業を受ける時のポイントを説明していくね。まず最初に、常になぜという疑問を持つということだよ」

「疑問を持つってどういうこと?」

「まさに今の恵里の状態だね。授業中にこれの意味はどういうことなんだろう?って思うことで、知的好奇心から集中力が上がって、授業に集中できて脳が覚えようとして、記憶に残りやすくなるよ」

「なるほど」

「それに、疑問を持つということは、勉強をするに当たっての基礎だからね」

「確かにたまに授業でここは何でこうなるんだろうって気になった時は、授業に集中できてたな」

「そうなんだよね。更にこれのメリットは、授業中に眠くなりにくいってことだね」

「授業はよく眠くなるからそれは有り難いね」

「でしょ?さて、二つ目のコツは、全てに理由付けをするっていうことだね」

「それはどういうこと?」

「先生が授業中に説明をするでしょ?その説明一つ一つに更に説明を追加するってこと。例えば、先生が「猿人はいままでの生物に比べ、脳が発達しました」って言ったら、二足歩行によって、前足を使って複雑なことをすることができるようになったからって感じで脳内で説明を追加するって感じ」

「す、凄いね。だけどそれって疲れない?」

「疲れるってことは、脳を使ってるってことだよ。むしろ疲れない授業は授業じゃないね」

「疲れない授業は授業じゃない……何かかっこいい」

「でっしょ~。授業を受ける時のコツ三つ目は、ノートを取ることに集中しない」

「え、ノートが大切じゃないの?」

「ノートって正直見返さないし、そもそも書くのには時間が多くかかるからあまりそっちに時間を割きたくないんだよね。ノートは軽めに要約とか、先生がいった大切なことだけを書いてって、先生の説明を聞くことを優先したほうがいいね」

「確かに、ノートって見返さないよね」

「そ。だから、なるべく時間を有意義に使うようにね」

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