花言葉 レンゲソウ(4月8日)

 昨日の嵐が嘘のように、今朝は晴れ渡った青空で始まりました。午後には崩れる予報ですが、ちょっと信じられないくらい気持ちの良い空です。これが昨日だったら良かったのにと思うほどです。


 4月8日の誕生花は『レンゲソウ』です。幼い頃、野原で摘んだ思い出のある方もいるかと思います。

 昔は野原や田んぼのあぜ道によく咲いていたんですよね。田んぼの緑肥として使っていた時代があったそうです。でも、化学肥料が主流になってから、植えられることも減ったそうですね。


 レンゲソウと言ったら、やっぱりハチミツですよね。昔は緑肥として育てていたこともあり、レンゲ畑も多かったことで、日本ではレンゲのハチミツが主流になったそうです。でも、今ではその8割が中国産だとも言われています。

 レンゲに限らず、国産のハチミツって稀少なんですけどね。


 ハチミツが結晶化して、瓶の底で固まったことがあるんですよ。調べたら、ブドウ糖が多いハチミツは低温になると結晶化するそうです。そんな時は、ハチミツの入った瓶を鍋に入れて水をはり、ゆっくり加熱をすると良いそうです。

 レンゲのハチミツはブドウ糖が多いので、この結晶化が起こりやすいそうなので、常温保存で早めに使うのが良さそうですね。


 さて、優しい香りの『レンゲソウ』の花言葉は『あなたと一緒なら苦痛がやわらぐ』『心がやわらぐ』です。

 古くは民間薬として、解熱剤や利尿薬として使われていたそうです。そこから、痛みを和らげるというイメージが花言葉になったのでしょう。


 野草として食べる文化もあるそうです。おひたしや天ぷらとして美味しく頂けるそうですよ。マメ科の植物らしい香りで、クセも強くないみたいですね。

 田舎育ちの旦那に食べたことがあるか聞いてみましたが、ないと言っていました。どの地方でいつの時代に食べられたのでしょうか。少し気になりますね。


 レンゲソウを俳句に詠んだものもあります。

 江戸時代の俳人、滝野瓢水たきのひょうすいが、遊女を身請けしようとした友人を諫めるために詠んだ俳句があります。


   手に取るな やはり野に置け 蓮華草


 蓮華(遊女)は野に咲いている(自分のものではない)から美しい。自分のものにすると美しさは失われてしまうという意味ですね。これが転じ、ふさわしい環境に置くことがよいという喩えとして、使われることもあるようです。


 可憐なレンゲソウは、昔から女性をイメージさせるのにぴったりで、かつ、身近な花だったのでしょうね。

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