花言葉 ボケ(2月4日)

 Twitterをご覧くださってる方は、昨日、ご心配をおかけしました。今朝になり、熱は下がりましたので、問題なさそうです。幼い頃から、疲れがたまると発熱する傾向にあるので、昨日の発熱も疲れによる一過性のものだったようです。

 大学受験の娘がいるので、ハラハラしました。この時期にインフルエンザとか嫌ですからね。


 寒さがまだ続き、流行り病も色々と蔓延していますが、窓から差し込む日差しは暖かく、春の訪れが近付いているような気もします。


 そんな2月4日の花言葉は『ボケ』から『平凡』『先駆者』です。

 低木のボケは平凡な庶民の庭に植えるのにちょうど良い。そんな意味合いから平凡の花言葉がついたようですが、ボケは古くから愛されてきた、優秀な庭木なんですよ。花はとても愛らしく、香りが良い実は果実酒に向いているそうです。


 さて、もう一つの花言葉、先駆者ですが、これは織田信長が由来だと言われています。

 織田家の家紋と言えば「いつ木瓜もっこう」です。そう、あの梅の花のような家紋は、ボケの花なんですよ。

 木瓜紋もっこうもんと言い、ボケの花と実の断面をモチーフに作られた家紋の一つになります。他にも様々な家紋に使われていますなで、興味のある方はぜひ「木瓜紋」で画像検索をしてみてください。


 ボケの漢字を見ていただくと分かりますが、瓜に似た実がなります。昔は木瓜をとかと読んでいたのが、なまってボケと読むようになり、今に至るそうです。


 家紋になるくらいですから、ボケの花の歴史も当然古く、平安の頃から好まれて来ました。

 とくれば、このエッセイをご愛読くださる方なら、分かる流れかと思いますが……江戸の園芸ブームでも大人気だった庭木でございます。


 品種改良は当然行われ、現在、出回る園芸種は200種類以上! ボケの花は赤の印象が強いところですが、白やピンクもあるんですよ。


 そんな多くの品種の中でも一番が高いのは「東洋錦」です。同じ株の中で、赤・白・ピンクの3色が咲きみだれる品種で、とても華やかなんですよ。

 この東洋錦、驚くことに江戸時代に品種改良されたものです。

 江戸時代に生まれ、今でも愛される続いているって凄いですよね。とてもロマンを感じます。


 他のボケの花も素敵なものが多いですし、生け花や盆栽でも活躍してる素晴らしい庭木ですね。

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