花言葉 ヤブラン
秋の味覚が出回り始めましたね。
ブドウに梨、栗、サツマイモ。スイーツで楽しむのも良いのですが、栗やサツマイモは食卓も彩ってくれますよね。
ほっくり甘い栗とサツマイモで、おこわを炊いたら、おかずそっちのけで箸が進んじゃいます。
野草を楽しむなら春ですが、秋も山の恵みが豊富で、自然の恩恵を感じられる時期ですね。
9月20日の誕生花『ヤブラン』も、秋につける実が食べられる植物だそうです。
これ、実家の庭に植えられていたんですよね。子どもの頃、あの黒い実は食べられるのかなって疑問に思っていました。
実、と言いましたが、可食部分はほとんどない種だそうです。種がむき出しになっていて、その表面を覆う黒い皮の部分が甘味もあって、食べられるとか。
それと、根の部分も食べられるんだそうですよ。どんな味がするのでしょうね。
日陰で育つ植物で、実家でも庭の比較的、陰った場所にありましたね。花姿は控えめな感じで薄紫の小花が集まって咲きます。白い花もあるそうですね。
日陰でひっそり生息するためか、あまりメジャーな花ではないかも知れません。でも、日本の野山に自生する植物なので、意外と見たことある人が多いと思います。画像を見れば、どこかで見たことある!と思うんじゃないかしら。
3ヶ月近く毎日、花言葉と植物を調べて思ったのですが、意外と、食べられる植物って身近にもあるんですよね。
私の実家の庭も、思い返すとあれもこれも食べられたんだなと驚くばかりです。両親は、そんなこと考えないで植えていたのでしょうけどね。
果実のなる木も色々あった家なので、もしかしたら、食べられると知っていて植えていたものもあるのかしら?
さて、『ヤブラン』の花言葉は『隠された心』『忍耐』です。
わっさりとした細い葉の茂みの間で、ひっそりと隠れるように咲く花姿や、日陰で育つことが、花言葉になったようです。
なお、ヤブランの学名はリリオペというそうです。ギリシャ神話のナルキッソスの母親リリオペがその名の由来だそうです。
リリオペって、川の神様に乱暴をされてナルキッソスを身籠ったんですよね。他のエピソードを知らないのですが、もしそれが由来なら、ちょっと切ないですね。
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