花言葉 オシロイバナ
夏の公園でよく目にする花はと聞かれたら、何を思い浮かべますか?
私は、向日葵やマリーゴールド、そして8月23日の花『オシロイバナ』あたりが、すぐに浮かびます。公園だけでなく、民家の庭先でも見かけますよね。
赤や白、黄色の可愛い花が散った後に出来る黒い種を集めた思い出がある人もいると思います。私も幼いとき、庭のオシロイバナの種が出来るのを楽しみにしていました。
子ども達も、どこからかオシロイバナの種を取ってきて、いつの間に庭に投げたのか、凄い勢いで繁殖した年もありましたね。
オシロイバナの名前が化粧の
オシロイバナが日本に渡ってきたのは江戸時代初期、観賞用だったそうです。愛らしい花は香りもよく、繁殖力も強く栽培も手軽だったためか、庶民にも愛されるようになったようです。
江戸時代では、実際、白粉として用いられていたそうですよ。
季語として記されるくらいですから、俳句も残っています。有名どころだと、正岡子規や小林一茶も詠んでますね。
白粉の花 ぬつてみる 娘かな
(八番日記/小林一茶)
おしろいは 妹のものよ 俗な花
(子規句集/正岡子規)
どちらも身内の女性との思い出、日常を詠んだものですよね。それくらい、身近な花だったのでしょう。
与謝野晶子も、オシロイバナが好きだったようです。新秋の七草に推薦するほどだったとか。でも、探してみても、与謝野晶子の俳句にオシロイバナを思わせる句は見つからないんですよね。
どなたか知っていたら、教えていただきたいです。
さて、そんな『オシロイバナ』の花言葉は『臆病』『内気』『恋を疑う』です。
夕方に花を咲かせることから、恋に臆病な内気な乙女を想像させたのかもしれません。また、恋を疑うのは、一株から異なる色の花を咲かせることに由来していると考えられますね。
ちなみに、オシロイバナの根は丈夫で、芋のようなこぶになるそうです。でも、これは毒を含んでいて危険だとか。毒のある植物は、本当に身近にありますね。
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