第16話 二回目だから良いんじゃない

「あぁんっ! うっ……うぅん。……分かった……もうちょっと、もうちょっと待って、奥まで……イクから……あと……あとちょっとで、イクからぁ……」


「まっ、まぁな。み、見ている限りは、単に水風呂に頑張って入ろうとしている健気けなげな女子高生でしかないんだが、こう目をつむって声だけを聞くと……うぅぅむ。なんて言うか……卑猥ひわいな言葉にしか聞こえんなぁ」


「ちーちゃん、やっぱり私……無理っ! 私、ふとももまでが限界っ!」


「そっそうか。無理は禁物だぞ、無理は。にしてもつむぎぃ」


「なっ、なぁにっ? ちーちゃん」


「うぅぅん。何て言うか、そのぉ……」


「言って言ってっ! 早く言って。もう冷たさが限界に近いよっ!」


「そうか? それでは言わせてもらうが、お前の股間がちょうど私の目の高さにあるのだよ。できればお前にも、もう少し恥じらいと言うモノを持ってもらった方が、私としては非常に助かるのだが」


「あぁん。ちーちゃんのエッチィ! でも、どうしよう。もう冷たくて動けないよぉ!」


「そんな、〇び太さんのエッチィ……みたいに言われてもなぁ。とりあえず、つむぎはもう水風呂からあがった方が良いな。ほら、ゆっくりと階段の方へ移動して」


「あっ、あぁぁん! もう、むぅぅりぃぃ!」


「とか言いながら、私の方へ尻を向けたままで立ち止まるなっ!」


「えぇぇぇ。だぁぁってぇぇ!」


「いやいや、だってと言われてもなぁ、正面の方ならまだしも、尻の方となると、色々とダイレクトに見えて……って、だからかがむな、かがむなって! 私の方へ尻を突き出してかがむんじゃない! ただでさえ色々と見えているのに、更にそれがおっぴろげになるだろうがっ!」


「ちっ、ちーちゃん、見ないでぇぇ!」


「なっ、何が見ないでぇぇだ。って言うか、ソコを手で隠すな手でっ! 逆にエッチィわっ! だからと言って今度は手をやめて、指にするな指にっ! コラコラコラ! しかもその指をいっぽんずつ減らして行くんじゃないっ! いったいどこで覚えたんだそんな小技こわざっ!」


「ネッ……ネットで……」


「素直に答えんで良いっ! あぁ、はいはい。分かった分かった。私の方が先に上がるぞ!」


 ――ザパァァ!


「ひやっ! ちーちゃん、駄目っ! 水を揺らしちゃ駄目だって!」


「もぉぉ、面倒だなぁ。ほら、手を出せ、私が引っ張ってやるから」


「うっ、うん。わかった。……あ、それから、ちーちゃん。その前に、これ……見て」


「なんだ? さっきは見るなと言ったり、今度は見ろと言ってみたり。ほんと忙しいヤツだな」


「って言うか、今のでさぁ……」


「今ので?」


「……ほらっ」


「あっ……あぁぁ……」


 乳首がちょっとってた。

 天丼だ。

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