第62話 タイトルを思いついた。

最近エッセイにあまり反応がなくて、内容にひんしゅく買ってないといいな…と思いつつ、引き続き心の赴くままに綴ります。


契約結婚する話のタイトルを考えていたんですよ。

いつも割と直観的に決めるんですが、今回は迷いまして。


以前描いたエッセイでは『余命三年を宣告された私が終の棲家を探していたら、イケメンシェフと契約結婚することになりました。』としていたんですが、書いているうちに内容と合わなくなってしまったのです。


調べるうちに、そもそも「契約結婚(何かの事情があって便宜上結婚する、という意味の)」って違法っぽいこともあるらしい(すみません、この辺正確ではないです)こともわかったり。

フィクションだからいいんですけど、意外と気になります。


それで調べを進めたら、「友情結婚」という言葉があることがわかりまして。

これだ! となりました。


試しに子供に「友情結婚ってどう?」 ときいてみたら、「……そもそも主人公とヒロインに友情あるの? 『シェフと特別な客』って間柄だよね?」と言ってましたが、コメントが帰ってくること自体が大切。引っかかりのあるタイトル、という証明なので。


引っかかりのないタイトルだと「……ふーん。なんか違う……」みたいな反応ですからね。


タイトルが決まったので、そろそろ遠征先で公開してみようと思います。

エタってしまった作品は、タイトルにその旨記載、さらに最新話に事情と本来のペンネームを書いて、遠征先のペンネームは伊藤調に変更します…勇気いります…。


主人公であるシェフの視点からヒロインの病状を見る形の物語になり、主人公とヒロインの心情には食い違いが発生するなど、患者本人の物語ではなく、患者に接する家族の抱く気持ちに重点を置いた物語にできればと考えています。


ハードル高めですし、一般的にウケる余命ものとは形が異なると思うので、うまくいくか、そもそもちゃんと書けるのかわからないのですけども、今書きたいのがこのテーマだというのが明確になっているので、このままいくしかないのでしょう。


タイトルはたぶんこんな感じです。日記形式です。

『友情結婚――シェフ・芹沢もといの日記』


では、良い週末を。

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