第5話




 私は陛下に飛びかかった。

 我ながら思い切りの良すぎな飛びっぷりでね?

 オシリの下の肉を置き去りに、大腿の間のソーセージは床に落ちた。

 さらば、シミシミパンツの原因の肉たち!

 私は両手を熊手のようにして陛下の膝に乗り移った。

 陛下が驚きに目を見張る。

 ふふ。

 その表情に私は満足した。

 ニヤリとした笑みを私は浮かべて見せてから、陛下の装飾がたくさんついた長い上着を力任せに左右に開き、腰元から一気に中のシャツらしきものをズボンから引き抜いた。

 熊手な両手を寸分の躊躇いも見せずに中へと突っ込む。

 お、陛下のオナカ、温かいね。

 世界は違えど同じ人間なんだね!

 いいね! 

 人類みな兄弟だよ!


「必殺! くすぐりの刑! 手加減なしバージョン!」


 こちょこちょこちょこちょ。

 私はしきりに休まず手を動かす。

 このくすぐりの刑は、休まずに絶えず刺激を与え続ける事がポイントだ。

 しかも私の場合、小遣いアップの為に常にパパで実践済みなのである!


「お、お前は何をするっ! 小娘!」


 やだ、陛下ったら、結構くすぐったかったりするのかしら?

 超絶美形なその玉顔が強張っているんだけど? 

 頬も少し赤いというか。

 もしかしなくても我慢してる?


「笑いたかったら笑ってもいいですよ? 我慢しないで! へ・い・か!」

「ふざけるな!」

「さぁ白状するのです! 私の処遇は何なのかを! いち早くの情報開示を要求する!」


 せわしなく手を動かしている私を陛下は睨みつける。

 突き放すのではなく、彼は左腕で私の腰を引き寄せ、右手で顎を捕えた。

 その行動は想定外だ!


「ちょっ、ちょっと待って、陛下! 痛い痛い痛い! 腰痛い! 顎痛い! この場合、普通、突き放すでしょ? なんで引き寄せて拘束するんですか?! いやっ、痛い!」


 私は走る痛みに思わず動かす手を止める。

 それを見越したように陛下が腕にますますの力を加えた。

 彼の澄んだ紫色の瞳に残忍そうな光がちらつき、口角が上がる。


「うわ、その表情、極悪非道の魔王様って感じですよ、陛下! 放して下さい! マジで痛い! 内臓が破裂しちゃいますよ! もう、放してっ!」

「素直に余が放すと思うか? 己の行動に責任を持て、小娘」


 陛下は私の腰を更に絞めつけながら、捕らえた顎を彼の目線に合うように強引に角度を変えてくる。

 ヤバイ、本気で痛い。

 締めつけられ続ける腰と胸が圧迫されて苦しい。

 貧血とか起きちゃいそうな勢いだ。

 というかさ、それよりも。


「陛下、放して下さいよ! 痛いし苦しいけど、そんなことより気づきませんか?!」

「なにがだ」


 見つめあう形になった陛下と私の顔が近すぎる。

 互いの吐く息がかかる程に近い。


「私達の顔の距離が近いし、私は陛下の膝に馬乗り。陛下は締め上げているつもりかもしれないですけど、客観的に見ればどうしたって抱きしめているようにしか見えないですよね? つ・ま・り、エロイ! エロイんですよ、この体勢が! エロエロなんです! 気づいて、へ・い・か!」

「……お前な」

「陛下、誤解されたくないでしょう?」

「何にだ」

「お妃さまとか、恋人にですよ!」

「どうでもよい」

「あー…もう、とにかく放して下さい! ヘロルドさん、法務長官はまだですか?! ほーむちょーかぁーん!」


 私は声を出来るだけ張り上げる。

 締め上げられて苦しいから本来出せる声量は出ないけれど仕方がない。

 というか、本当に法務長官はまだなの?!

 この私が呼んでいるんだよ?!

 ええい、この際、致し方ない!

 一滴すら流れているのかアヤシイ希代の陰陽師安倍晴明の血を信じて!


「私の名において召喚する! 出でよ! 式神、法務長官!」

「何を言っているんだ、お前は。やはり頭がおかしいのではないか?」

「……陛下、それ以上は、その方の骨が折れてしまいます」


 呆れた声を出しつつも締め上げの力を緩めない陛下に、ヘロルドさんが救いの手を差し伸べてくれた。

 流石ヘロルドさんだ! 

 ロマンスグレー最高!

 陛下は片眉を上げてそれに応じた。


「平気そうだが?」

「確かにそうはお見えにはなりますが、女性の骨はとかく細いものでございますので。筋肉もありませんし。―――それにしても確かに遅うございますね、長官殿は」

「催促を出すか。余も時間があまりない」


 そう言って陛下が扉の方へと向くと、ユーリウス少年の時と同じように、くぐもった声が重厚な扉の向こうから聞こえた。


「―――陛下、バルツァー卿が参られましたが如何いたしますか」

「通せ。ようやく来たか」


 陛下は冷静で無機質な雰囲気で応じるけれど、一向に私への戒めの力は緩める気配がない。

 陛下、ヘロルドさんの言った事、きちんと理解してます?!

 骨、折れちゃいそうに痛いんですけど!

 私は陛下の腕の中で精一杯もがいてみた。


「じっとしていろ、小娘」

「い・や・で・すーだ!」

「…………」

「貴女も、もう少し陛下に対して……何と言えばお分かり頂けるでしょうか、その、敬意をですね、」

「敬意? ヘロルドさんの言っていることを、ちっとも理解できない陛下に対してですか? もしかして!」

「い、いえ、私が陛下に申し上げていることは、この際、もうどうでも」


 何故かヘロルドさんはタジタジだ。


「どうでも?! 私の骨が折れてもいいって言っているんですか、ヘロルドさん!」

「五月蠅い! いい加減にしろ、お前は!」

「じゃあ、陛下こそいい加減放して下さいよ! 痛いってさっきから言ってるじゃないですか!」

「あの……陛下? お呼びとのことでしたので参りましたが」


 おずおずと聞こえた声に陛下の右手は瞬時に外れ、彼と私はキッと顔を扉口に同時に向けた。

 視界に入るのは黒眼黒髪中肉中背、銀縁眼鏡をかけた何処にでも居そうな平凡で細面の真面目そうな男である。


「遅いです!」

「余は至急来いと伝えなかったか!」


 陛下と私の怒声に、法務長官とおぼしき男はギョッとしたように目を大きくしながら一歩後ずさる。

 ヘロルドさんがそれに疲れたように目を伏せ、目頭を軽く揉んだ。


「……バルツァー殿、少々遅かったようですね」

「も、申し訳ありません。急ぎ馳せ参じたつもりではございましたが」

「つもりじゃ駄目なんです、つもりじゃ!」


 謝って済むなら警察はいらない、そんなことは向こうの世界じゃ常識だよ!

 それに顎は解放されたけれど、お陰で未だに私は陛下による戒め中なのだ。

 というか外された右手は、いつの間にか左腕の補強として使用されている。

 つまり腰の拘束が強化されたということだよ!

 この責は重いよ、バルツァー法務長官!


「お前は何故そう根拠なく偉そうなんだ!」

「無駄に偉そうな陛下に言われたくないですよ!」

「小娘!」

「なんですか、陛下!」


 陛下と私は睨みあう。

 火花もバチバチ散ってるよ!

 もう小物に用はない。

 やはり私は眼前の敵をまず初めになんとかしないといけないようだ。


「そもそも陛下は無駄に偉そうで、無駄に美形なんですよ! この国王の殻を被った結婚詐欺師!」

「っ!」


 うふふ。

 声も出ないか、陛下め!

 しかしそれが真実だよ! 

 真実はいつもひとつだからね!


「だいたい陛下みたいに顔が無駄に良くて、且つ、地位も財産もあるような男の人って、大抵の場合、人を愛することが出来ないとかいう贅沢極まりない事をほざいているんですよね。人間不信気味だから仕方無い? はっ、笑っちゃいますよ。何を甘ったれたこと言っているんですかっていうんです!」


 此処でビシッと敵である陛下に指をさして言ってやりたいところだけれど、ギリギリと拘束され続けている私は、代わりに盛大な圧を彼に加える為に眼力を強める。

 その分、陛下の綺麗に澄んだアメジストな瞳が冷たい印象を深くした。


「人間関係的に最悪環境でも、少なくとも陛下みたいな男の人は物理的には恵まれていたでしょう? 世の中にはですね、食うにも困る貧困と飢えと一方的な暴力に虐待、理不尽な戦争、密告、裏切り、拷問に不治の病! こういった自分ではどうしようもない環境に身を置かざるを得ない、けれどそれでも一生懸命前向きに生きていこうとしている人だって居るんです! そういう劣悪環境に居る存在を無視して人間不信気味で人を愛することが出来ないなんて、よく言えると常々私は思ってるんですよね! 陛下もそう思うでしょう?!」

「…………」

「んで、そういう男の人って、表面的には当たり障りなく女性に接して、その女性たちが自分が原因で争うように暇つぶしに仕向けてみたりもして、さも自分は関係ないっていうフリをしながら影でほくそ笑んでいるんですよ! 娯楽的思考の元に! もう最低! 陛下に照らし合わせて例を述べるならさ!」

「……述べるなら?」

「周辺国の王女や自国の貴族令嬢を外交的にとか、内政的にとかいう理由を並べ立てて、たくさん妾にしたてあげて後宮に押し込めて見向きもしないって感じですかね! それでも彼女たちは自分の存在意義のために、寵を競い争って、醜く傷ついていくんです! 陛下はそれを知っているのに見てみないふりをする。そう、人を愛する事が出来ないという言い訳を掲げているから、そんなことはどうでもいいんですよ! このいかにもありがちな話、陛下、片鱗もかすっていませんか?!」


 少々言い過ぎたかな、とは思ったけれど、痛みで腹が立っていたのは事実だから、仕上げに輪をかけるようにフンと鼻で嗤ってやった。

 瞬間、ひっという息を飲んだ悲鳴が周囲から幾つか聞こえる。

 ふと気づくと、部屋中がしんと静寂に包まれていた。

 陛下の傍近く控えているヘロルドさんの顔は真っ青で、此方に歩み寄り近くに立っていたバルツァーさんは、顔をこれ以上ないくらいに強張らせている。


「―――成程。小娘、言いたい事はそれだけか?」


 陛下の私を拘束する力が更に強くなる。

 私は眉をしかめた。

 本気でこれ以上は耐えられそうにない。

 ギリッという音が聞こえないのが不思議なくらいの戒め具合だ。


「痛い!」

「バルツァー法務長官」


 加え続ける腕の力とは裏腹に、陛下の声は至って静かだった。

 ―――怖いくらいに。


「はっ、陛下」


 呼ばれた彼は背筋をぴんと伸ばしてから、浅い角度で腰を綺麗に折った。


「幾つかこの者の処遇について考えていた」


 そこまで言ってから、陛下は私を拘束し続けながら抱えて立ち上がった。

 そしてゆっくりとした優雅な動作でバルツァーさんの許へ足を進める。


「つい今し方、牢にでも放りこんで……そうだな、小娘、お前が言っていた牢獄ぶち込まれ処刑コースだったか? それにしようかとも思ったが―――」


 そこまで言われた時、私の顔はさっと青褪めた。

 まずい、逆鱗に触れてしまったかもしれない!

 ああ、口は災いの元だって知っていたのに! 

 言いすぎたんだ、私!

 ていうか、もしかして図星な事にかすったの?!

 マジで?!

 その事実に私としては驚きなんだけど!

 私の顔を息のかかる至近距離で見たまま、陛下は澄んだ紫色の瞳を細めた。


「しかしそれでは面白くない。やはり最初に考えついた案でいく。バルツァー、珍獣保護法をこの者に適用する手続きを急ぎ取れ」


 陛下の命にバルツァーさんは驚きに目を張った。

 なんだか信じられないものを耳にしました、といった様子だ。

 バルツァーさんは陛下を見て、私を見てから、また陛下に視線を戻した。

 彼は小さく喉を鳴らして調子を整え、次ぐ言葉を口にする。


「陛下、その法は形骸化したような法です」

「それが?」

「数代前の王が取り締まった悪質な闇市場に流れていた異国の珍しい獣をご自身の手元に置いておく為だけに、謂わば戯れに作られた法だと伝え聞いています」

「だからどうした」

「陛下……」


 そこまで言って、バルツァーさんは神経質そうに指先を額にあてた。


「その方がどういった方なのか私は未だ存じあげませんが、少なくとも人のように見えますが?」

「珍獣だ」

「陛下ってば、まだ私を珍獣扱いしているんですか?」

「お前は黙っていろ。―――ヘロルド、先程も問うたがお前もこの小娘が珍獣に見えるだろう?」


 陛下が変わらず私に視線を合わせたまま、愉悦に口端を上げた。

 それに思わず背筋に震えが走るけれど、身じろぎすら陛下は許してくれなかった。

 抱えながらも私を拘束する力を全く緩めない。

 救いは更なる圧力を加えられなくなったということだけだ。

 ヘロルドさんは几帳面に整えられた前髪の生え際あたりに汗を滲ませる。

 きっと冷や汗だろう。


「はい。……先程も申し上げました通り、私めもそのように」

「という訳だ、バルツァー」

「しかし陛下! あれは法の名の通り、獣に、珍獣に適用するための法です。過去、一例しか施行されておりませんし、それを人に適用など論外―――」

「くどい!」


 陛下の一喝でバルツァーさんは口をつぐむ。

 バルツァーさんを黙らせてから、陛下は私の額に自分のをコツリと合わせた。

 陛下の体温が額を通して私に伝わる。

 その温もりは人を安心させるものではなくて、なにやら先行きの不穏さを伝えていた。

 あとほんの少しで唇が触れ合いそうになる距離で陛下は私に言う。


「楽しみだな? 珍獣」

「…………」

「バルツァー」


 陛下はバルツァーさんの名を口にすると、私から額を離し、拘束の手を緩めた。

 陛下と私の密着していた体の隙間に入る空気に私はほっとし、息をつく。

 途端、彼はバルツァーさんに向かって私を荷物のように放り投げた。

 バルツァーさんは慌てて私を抱きかかえる。


「珍獣部屋に放りこんでおけ」

「珍獣、部屋ですか?」


 バルツァーさんが不思議そうな表情を見せる。


「余の部屋の横に物置のような空間がある。それだ。詳しくはヘロルドに聞け。ヘロルド」

「はい」

「この珍獣に幾人かの専属の使用人をつけることを許す。ひとりはリーザをつけ、残りはあれに推薦させろ」

「畏まりました」

「陛下、法を施行するのにこの方のお名前が必要です。如何記しますか」


 陛下はバルツァーさんの腕の中で話の展開が早すぎて訳が分からずにポケッとしている私をチラリと見ると、ふと鼻で嗤った。


「珍獣は珍獣でしかない」

「は?」

「珍獣、とそのまま記しておけ。これに名を聞く必要はない。珍獣に名は不要だからな。さしずめこの法の施行二例目だ。珍獣二号とでもしておけばよいのではないか?」

「……御意」

「小娘」


 陛下は私の顎をくいと持ち上げた。


「少し痣になるか」


 そう言いながら微塵も悪いとは思っていない面持ちで彼は私を見据える。


「今からお前は珍獣二号だ。せいぜい珍獣らしく振る舞え」


 陛下は私の顎から手を放すと、全ては終わったとばかりに身を翻した。

 扉の方へ向って早い速度で歩いていく。

 陛下の動きに合わせて控えていたメイドさんっぽい女の人たちが一斉に頭を下げ、侍従、従僕らしき人たちも腰を折り曲げた。

 先程、ユーリウス少年を部屋へ入れるために扉を開いた亜麻色の髪の従僕Aが、再び扉を開けて陛下を待つ。

 私はホッとした。

 もう心底。

 とりあえず牢獄ぶち込まれ処刑コースは回避されたようだしね?

 だからかな。

 バルツァーさんの腕の中でだらんと全身の力を抜いて、思わず言っちゃったんだよね。

 なんていうか安心したが故の余計な一言を、部屋を出ていこうとする陛下の背に向けて。


「陛下、どこかに行く前に衣服を改めた方がいいですよ! 服は乱れてるし、私のシミシミパンツからズボンに移り染みた肉汁のシミシミが、なんか野郎の集団に襲われてヤられまくったみたいな雰囲気を醸し出してますから!」


 瞬間、部屋全体がビシッと異音が聞こえる勢いで凍りつき、その場にいる陛下と私以外の全生命体が凍結したのが分かった。

 私を抱きかかえるバルツァーさんの腕の筋肉も酷く硬直したのが分かる程だ。

 あれ、もしかして失言? と薄っすら背中に汗が一筋垂れたところで、陛下が歩みを止め、顔だけをこちらに向けた。

 アメジストな陛下の瞳が凶悪な色を発している。


「余計な世話だ、珍獣。お前は早く檻に入り、餌でも食って寝ろ」

「え、珍獣部屋って檻なんですかっ、陛下! 文字通り珍獣専用家畜部屋だったり?!」

「さてな。ヘロルド」

「なんでございましょう、陛下」

「追加で申しつける。王室専属の細工師を明日の早いうちに余の執務室に呼んでおけ」

「細工師ですか? 畏まりました」


 ヘロルドさんは不思議そうにしながらも陛下の命を受ける。

 それに彼は満足そうに薄ら寒い笑みを浮かべ、再度、部屋を出るために歩きだした。

 部屋を出る間際、「楽しみにしておけ」と意味不明な言葉を残して私たちの視界から消える。


「んー、楽しみにしておけって、どういう意味なんでしょうね、ヘロルドさん」


 そう首を傾げる私に、ヘロルドさんよりも早くバルツァーさんが反応した。


「そんなことより、貴女いったい何者なんですか」


 バルツァーさんの疲れ果てたような声と、私の首筋にあたる彼の吐息と共に、この場に居る生きとし生ける物の安堵の気配が部屋いっぱいに満ち溢れた。


 こうして私は非常に不本意な異世界転移を果たし、陛下と私の攻防生活が始まったのだ。




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第1章 陛下と私の異世界もの談義 終


次回、第2章 陛下と私と珍獣保護法 になります。





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