第19話 ???

「ふわあぁ。そろそろ眠るのも飽きたな」


1人の幼女がそう呟いた。この場は幼女の姿形とは相容れないくらい真っ暗な場所。幼女の銀色に輝くであろう髪色も光が無ければ輝けない。


その姿は現代で例えるなら小学1年生と差し支えない体。しかしそれとは真逆な圧倒的な存在感がある。その場で寝ているだけでも、誰もがその存在を無視できないくらいだ。


「また、いつものように旅にでも出ようかな。でも神にまたなんか言われそうだ。オレは自由を愛する種族だってのによ」


そうしてその銀髪幼女はその場から消える。先程までの圧倒的な存在感は未だその場に残っている。それほどまでに圧倒的な存在感だったのだ















「また行きましたか」


私は神界から見守っています。それは例え神に匹敵する力を持っていたとしても、それは純粋な力だけであって権能を操る神にその分野で勝てる者はいません。神はその分野のエキスパートと言えるでしょうね。当然それ以外のこともできるようになりますが


G001、あなたの見守ってた男が[神約]の効果使ってきた」


その場に瞬間移動してきた私よりも小さい少女に驚くことはありません。これは神の世界での日常ですから。


「そうですか······。G007ご苦労様です。それで、どのような内容でしたか?」


「人を生き返らせて欲しいって。でもそんなの出来ないから、魔物として転生させた」


そう説明を受けている間に私は一瞬で記憶を読み取る。そしてクスッと笑い


「柳也様らしい願い事ですね。分かりました。では下がりなさい」


「分かった」


そう言って目の前の少女は消える。


柳也様の考えている以上に記憶の操作の代償は大きい。柳也様が世界が欲しいと言っても叶うでしょう。それでも死を無かったことにするのも代償が伴う。あの子もよくやりましたね



✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭✭


すみません、テスト明けでストックが足らず、急に作ったので、とても少なくなりました。


すみませんが、ストック補充期間としてもう一週間投稿を休止します。ご迷惑をかけますが、何卒よろしくお願いします






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