魔道竜ーマドウドラゴンー
冰響カイチ
序章
遥か遠き虚海(きょかい)、その最果ての地、黒雲(こくうん)たちこめる黒竜(こくりゅう)護りたる聖なる島ありけり。
黒竜ひと息はかばこの世のあらゆるものは滅しすべてが失われる。
閃光(せんこう)が生きとし生けるものを焼つくし灰の如く影なき刃(やいば)が身を切りきざむ。
虚海を旅する者よ、心してのぞめ。
精霊が狂わばこの世の秩序が乱れた証し、
精霊の導きあらば世界の最果てへとたどりつけるだろう。
だが決して黒竜の眠りを妨げてはならぬ。
黒竜目覚めれば世界の終わりをみるだろう。
黒竜とは、世界の始まりと終わりを司るものなり。
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